なぜ? 日本代表で輝けなかった5人の名手(3)衝撃デビュー! だったけど、割り込めなかった点取り屋

日本代表にはこれまで数多くの選手が名を連ねてきた。しかし、当然その中の全員が活躍できたわけではない。クラブで絶対的な存在になりながらも代表では…という選手も実に多い。今回は、選手層が厚すぎるがゆえに日本代表で活躍できなかった実力者を紹介する。

FW:播戸竜二(元FC琉球)

生年月日:1979年8月2日

日本代表成績:7試合2得点0アシスト

1998年にガンバ大坂へ入団した播戸竜二だが、しばらくは出場機会に恵まれなかった。しかし、期限付きで加入したコンサドーレ札幌やヴィッセル神戸(後に完全移籍)で着実に結果を残したことで評価が上昇。2006年には古巣G大阪へ復帰し、同年シーズン途中よりレギュラーに定着。最終的にJリーグだけで16得点をマークし、Jリーグ優秀選手賞に初めて名を連ねることになった。

そんな播戸が日本代表に初招集されたのは、G大阪でノリに乗っていた2006年10月のこと。ガーナ代表戦でデビューを飾ると、同月のインド代表戦では先発に抜擢され、いきなり2ゴールをマークして母国を3-0勝利に導いている。スタートダッシュは申し分なかった。

しかし、それでも当時のイビチャ・オシム監督によるファーストチョイスは巻誠一郎高原直泰であり、さらには佐藤寿人や矢野貴章らもいた。播戸はそこに割り込めず、2007年のAFCアジアカップメンバーからは落選。その後、オシム監督の体調不良により指揮官が岡田武史へと変わってからは何度か招集を受けたもののアピールはできず。2008年2月の招集を最後に、日本代表からは遠ざかることになった。

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