「パリSGはそこまで本気じゃなかった」東口順昭が肌で感じる…それでも計11ゴールのクオリティーは圧巻だ

「ゴリっとシュートしてくるだろうなってシーンも…」

「相手はそこまで本気じゃなかった。だから、まだ1対1とかも上手く当たった。ゴリっとシュートしてくるだろうなってシーンもパスをしてきたり、そういうところはすごく感じました。もっともっとシュートストップに磨きをかけないといけない」

2−6で大敗した7月25日のパリ・サンジェルマン戦後、ガンバ大阪のGK東口順昭はそう語った。話題沸騰だったジャパンツアーの最終戦で超人軍団は、20日の川崎フロンターレ戦、23日の浦和レッズ戦と比較しても確実にスロットを上げてきた。

序盤の東口はリオネル・メッシ、ネイマール、アシュラフ・ハキミらのシュートを次々にビッグセーブ。しかし、28分にパブロ・サラビアに先制点を奪われると、32分にはネイマールにPKを決められた。

「(ネイマールは)遊んでいましたよね。蹴る前から笑っていて、目を合わせて遊ばれた。完全に逆を取られてしまった」

パリSGは今回のジャパンツアーで、川崎から2点、浦和から3点、そしてG大阪から6点と3試合で計11ゴール。それでも東口は「そこまで本気じゃなかった」と肌で感じた。

ヨーロッパのクラブにとって7月は新シーズンに向けた準備期間の時期で、しかも今回のパリSGは日本でトレーニング、イベント、取材対応、試合が目白押しの超過密日程。心身ともにコンディションが不十分だったのは当然で、G大阪戦は浦和戦から中1日という殺人的スケジュールでもあった。

それでもパリSGが、シーズン中でコンディションでは明らかに上の日本3クラブから計11ゴールを奪えたのは、「クオリティーの差」としか言いようがないだろう。世界トップクラスのテクニック、フィジカル、戦術をJクラブ勢に見せつけた。

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