片野坂監督、PSG指揮官との試合後の会話を明かす「光栄でした」

ガンバ大阪パリ・サンジェルマン(PSG)による親善試合が25日に吹田スタジアムで開催され、PSGが6-2で勝利した。試合後、G大阪の片野坂知宏監督が会見でフランス王者との一戦を振り返った。

【スタッツ・フォーメーション】G大阪 vs パリ・サンジェルマン

パブロ・サラビアに先制点を奪われたG大阪は、32分にPKを与えたネイマールに自ら決められて2失点目。34分には黒川圭介のゴールで1点を返すも、ヌーノ・メンデスとリオネル・メッシにもネットを揺らされ、1-4で試合を折り返す。後半、ネイマールにこの日2ゴール目を奪われたG大阪は、70分に山見大登がネットを揺らすなど諦めずに対抗。だが最後は、86分にPKを与えてしまった途中出場のキリアン・エンバペに決められ2-6で敗れた。

片野坂監督は試合後の会見で、「力の差はありましたが、素晴らしい相手に対して準備してきたことをチャレンジしました。ゴールを挙げたいという思いがありました。まだまだこれからリーグ戦に向けて積み上げていかないといけないことがあります。この試合の刺激を活かして、成長していきたいと思います」と総括。試合内容については「いかにボールを持って、攻撃でチャンスを作るかを考えました」と口にし、以下のように続けた。

「ボールを持つことはできました。攻撃も、2点目など準備してきたことができたところもありましたが、PSG側も疲労や点差があったことで緩んだ。エンバペのスピードや個人能力は高いものがあり、予想はしていたが、対峙した選手は感じたかなと思います」

また、片野坂監督は「前提として、PSGがベストコンディションではないこともわかっています。大阪の暑さも影響あったと思いますね」と相手へのリスペクトを示しつつ、「ただ、2点取れたことはポジティブ。引いて守るよりゴール前に行くこと。得られる部分もありましたし、チャレンジは良かったです」と、実りある一戦だったことを強調。そして、改善点については、「前半の失点で、自陣でボールを失うとあれだけのチームだと許してくれず、点差が開きます。そういうレベルの差を感じました。その中でチャレンジしてやっていくことが強くなる上で大事になると思います。それを次に生かしていきたいです」と言及し、今後の糧とすることを見据えた。

最後に、試合後のクリストフ・ガルティエ監督との会話について、片野坂監督は「素晴らしいチームだと言っていただき、光栄でした。頑張っていきましょうと声をかけてもらいました。お褒めの言葉をもらい、ありがたく勇気づけられました」と交流したことを明かした。

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