ガンバ大阪

2022シーズンのJ1リーグはすでに前半戦が終了し、後半戦に突入している。各クラブの目標は明確になりつつあり、戦いはより激しさを増していくだろう。今回は、ガンバ大阪の前半戦を振り返ると同時に、今季の最終順位を“どこよりも遅く”予想していく。※数字は7月11日時点

監督：片野坂知宏

前半戦成績：5勝5分7敗（9位）

予想順位：15位

大分トリニータを率いていた2019シーズンにJ1優秀監督賞を受賞した片野坂知宏を新指揮官に迎えたが、想像以上に難しいシーズンとなっている。開幕からなかなか勝ち切れない試合が続いていて、5月から6月にかけては4連敗も喫した。浮上のキッカケも、今のところ見つけられていない。

ダワンと齊藤未月による中盤コンビの奮闘は光っている。しかしチームとしての機能性はなく、スタイルの確立ができていないので、個の力で何とかしているという印象がかなり強い。早急に解決できなければ、今季は下がかなり詰まっている状況なだけに、降格という最悪の結末も招きかねない。

巻き返しのカギはベールスホットから新加入の鈴木武蔵と復帰した食野亮太郎になるだろうか。宇佐美貴史が長期離脱中で不在、パトリック、レアンドロ・ペレイラ、山見大登らが沈黙している攻撃陣に変化を加えられるのは、やはり彼らしかいない。この補強が吉と出るか凶と出るか…。

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