G大阪、今季3連敗の天皇杯・アウェー鹿島戦へ MF斉藤未月「次はない」
G大阪のMF斉藤未月、片野坂知宏監督が12日、天皇杯ラウンド16のアウェー鹿島戦(13日・カシマ)に向けた前日取材に応じた。鹿島には公式戦5連敗中で、今季も3度対戦して3敗。斉藤は「ルヴァンもJリーグでも負けて、3連敗している相手。次はないと思いますし、僕たちも、サポーターもそう思っている。鹿島さんは球際の強度、シンプルに戦う部分はJリーグ屈指。そこでひとりひとりが戦う、チームとしてカバーするところは大事」と語った。
9日のJ1リーグ・川崎戦では、前半7分に退場者が出た影響もあって前半のみで4失点して大敗。試合後、片野坂監督は「G大阪のために自分に矢印を向けて戦える選手を見極めていく」と厳しい発言もあった。その発言について「10人になって、少ない分までカバーして走る、仲間を助けるという部分が大事になる中で、チームに貢献するプレーが見受けられないところがあった。10人だからダメだと諦めるんじゃなく、歯を食いしばって、粘り強く戦えば何が起こるのがわからないのがサッカー。自分に矢印を向け、成長するために感じてもらいたい、というところがあったので、そういう表現になった」と説明。ダメージの残る大敗から切り替え、苦手の鹿島を相手にどういった戦いをみせられるかが、リーグ戦の今後にもつながる。