G大阪への移籍騒動決着! J1福岡FW山岸祐也が残留表明 「悩んだ」決断の一部始終
◆明治安田生命J1リーグ第19節 FC東京2-2福岡(2日、味の素スタジアム)
福岡の山岸祐也が試合後、一部報道で取り沙汰されたJ1G大阪からのオファーを断ったことを明かした。「オファーをもらい、ビッグクラブだし、魅力的なチームなので悩んだ」と打ち明けながらも「まだ福岡で目標を一つも達成していない。(8強入りした)ルヴァン杯も(16強入りしている)天皇杯もJリーグもこれからだし、チームが上に行くか沈むか大事な時期に自分の力を発揮したい」と残留した理由を明かした。
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移籍報道が出た1日から、自身のSNSのアカウントにはサポーターから残留を願うダイレクトメッセージが多数届いた。「バスの中などで読んでいるけど、サポーターもすごく自分に期待してくれている。コメントを返すと(さらに)いっぱいくるのであれだけど、読んだのに返さないのも悲しいかなと思って」と読んだメッセージには「いいね」を返しているという。
福岡はサポーターがスタジアムやクラブの公式SNSを通じて後半戦の日程ポスターに登場する7選手を選ぶ「アビスパ福岡選抜総選挙」を開催中。山岸の残留を知ったサポーターがこぞって投票する現象が起きている。山岸は「うれしいですね。1位を目指して頑張りますというのもおかしいけど、みんな入れてください」とアピールした。
FC東京戦では自ら相手DFにプレッシャーをかけてつかんだスローインからの攻撃で、先制点をアシスト。蒸し暑く、ロスタイムの目安が前半は5分、後半は10分もあった激闘の中、フルタイムで走り抜いた。「結果的にアシストできて良かったけど、まだまだやれることはある。自分に期待してもっと頑張っていきたい」と誓う背番号11は「勝ち点1取れたのは良かったけど、本当に強いチームは逆転する力がある」とさらなる成長の必要性を実感。6日のアウェー磐田戦での勝利を誓った。