浦和、宿敵G大阪に敗戦 昨年も勝負どころで苦杯 日刊スポーツ 10月18日(日)8時4分配信

<J1:G大阪2-1浦和>◇第14節◇17日◇万博

1点を追う試合終了間際。浦和FWズラタン(31)のヘディングシュートは、ゴール右上の角に当たって外れた。試合終了の笛を選手たちはぼうぜんと聞いた。ボール支配率59%。シュート数は相手の3倍の21本。それでもG大阪に敗れた。

序盤から嫌な予感はあった。ボールを奪取した直後に敵陣深くに送る縦パスは浦和にとって攻撃の起点の1つ。これを読まれ、カットされ続けた。また、司令塔のMF柏木陽介(27)が最終ライン近くでプレーすることが多く、中盤が手薄に。前線で興梠らが孤立する場面が目立つだけでなく、セカンドボールも拾えな くなった。

G大阪には昨年も勝てば優勝の第32節に0-2で敗れ、後に逆転優勝を許した。「浦和はリーグ終盤に弱い」と見る向きもある。MF阿部は「過去のことを指摘されるのは仕方ない。でもまだ何かが決まったわけじゃない。絶対に見返してやりたい」と語気を強めた。

Share Button