後半戦のキーマンとなる元日本代表DF 強度の高い守備でG大阪を支える男の逆襲
三浦の活躍に期待したい
今季のガンバ大阪は片野坂知宏監督の下で、新たなチームとしてここまで戦っているが、4連敗を喫するなど下位を争っている。しかしJ1第14節で好調・サンフレッチェ広島に2-0と勝利すると、12位まで順位を上げるなど後半戦からの逆襲にも大きな期待が持てる結果となった。
その中で大きな活躍に期待したい男が三浦弦太である。ここまでJ1で16試合に出場する三浦は、G大阪のディフェンスリーダーとして守備陣をけん引。しかしここまでリーグの総失点は「23」と、片野坂監督が大分で見せた堅守をG大阪でも披露できているとは言い難い。
それでも広島戦では、中盤とセンターバックが連動して堅い守備を90分間見せ続けた。三浦も最終ラインから身体を張ったディフェンスで強力な広島の攻撃を防ぐ。この試合で5度のデュエル勝利数を記録するなど強度の高さで広島に対抗した(データは『SofaScore』より)。
後半戦での逆襲へキャプテンマークを巻く三浦の存在感はより一層際立ってくるだろう。東口順昭が長期離脱から復帰し、さらなる堅守に期待がかかる。常連だった日本代表にも2019年を最後に選ばれておらず、復調してもう一度日の丸を背負いたい気持ちもあるだろう。まずはG大阪で自身のパフォーマンスを最大限に発揮していきたいところだ。