本田圭佑や元選手が「当てはまる」「胸が痛い」と反応! ドラマ『オールドルーキー』に寄せた元Jリーガーの「リアルな感想」
6月26日から放送が始まったドラマ『オールドルーキー』(TBS系)が話題だ。これは、綾野剛が演じる日本代表経験を持つ元Jリーガー・新町亮太郎が主人公で、選手を引退後、新たな人生に向けてもがき、闘うヒューマンドラマ。選手生命が終わるという“人生の転機”を題材としているだけに、元Jリーガーも多くの反応をSNS上に寄せている。
■【画像】ドラマ『オールドルーキー』の撮影現場にいた元日本代表ら5選手!■
本田圭佑は、「代弁に感謝です。」と引用リツイート。そのツイート元には、「今日から始まったドラマ 僕からサッカー取ったらなにも残らないんで…って」などと書かれていた。本田は言わずもがな日本代表の中心として長らく活躍し、ロシアやセリエAなど世界5地域のプロクラブを渡り歩いてきた。2018年からカンボジア代表GM・監督に就任した一方で、現在は選手としてはフリーの状態となっており、その動向に注目が集まっている選手だ。
また、ベガルタ仙台や柏レイソル、FC東京などでプレーした増嶋竜也氏は、「当てはまることが多くて 心が苦しくなる…」とツイート。さらに、「とにかく綾野剛と呑みたくなった」とまで吐露している。増嶋氏は、2020年シーズンを最後にジェフユナイテッド千葉で現役を引退している。
ベガルタ仙台やジュビロ磐田でプレーし、昨シーズンをもって現役を引退した萬代宏樹氏は「自分にとってめちゃくちゃタイムリーなドラマだ 何気に知り合いも出てたし。笑」と、自分と重ね合わせたうえで、「今見ててもこの家族の感じとか普通に泣いちゃう ここからの展開がまた楽しみだ」としている。
■大久保嘉人氏も「本当にリアル」
他にも、東京Vなどに所属した端山豪氏は「プロサッカー選手を辞めるんだって、自分に言い聞かせた時のあの気持ちや記憶がまだ昨日のことのようで胸が痛い。」とツイート。ベガルタ仙台などJリーグの他、ドイツやインドネシアなど世界を舞台に戦った大友慧氏は「引退したサッカー選手の人生!まさにあるある自分にあてはまりまくった引退した時、サッカー選手にやらせる仕事はないと言われたり何も出来ないねと言われ自信なくした時があったな」と感想を述べている。
また、現役選手の心も打ったようで、南葛SCに所属する安田晃大は「オールドルーキー を観て南葛に来る前のことを思い出しました。当時はJから下のカテゴリーに行くことに抵抗があって、引退せなあかんのかなとかめっちゃ不安でした。でもあの時思い切って南葛でプレーすることを選んで本当によかったなと思っています。」。
このドラマが実際に現場にいる人、いた人の感情を動かすのには、ワケがある。このドラマの協力覧には日本サッカー協会やJリーグと書いてあるように、現在の日本のプロサッカー界がさまざまに支援しているのだ。元日本代表で現役を引退したばかりの大久保嘉人氏も「本当にリアルで笑いあり涙ありのドラマ」とツイートしているが、その大久保氏自身もサッカー監修として撮影現場を訪れている。
■日本代表選手を含む5人の元Jリーガーも撮影現場に!
協力しているのは、大久保氏だけではない。ガンバ大阪などでプレーした加地亮氏、守備的なポジションを複数こなすポリバレントな選手だった那須大亮、大久保氏、浦和レッズなどで活躍した坪井慶介氏、湘南やFC東京などのゴールを守ったGK秋元陽太氏も、撮影現場に訪れていることをSNSなどで公表している。FWからGKまで、多くのポジションをこなしていた選手が支援している。
タイミング良く、大久保氏は放送前日の6月25日に川崎フロンターレとジュビロ磐田が対戦した等々力競技場に姿を現すと、サポーターにあいさつ。“ラストキック”イベントを行った。このドラマの撮影に協力していた時期だけに、きっと気持ちもひとしおだったはずだ。