懐かしい…。ガンバ大阪、歴代外国人5人のその後。浪速の黒豹、東欧の貴公子の現在は?(3)
1980年に創設されたG大阪(前身の松下電器産業株式会社サッカー部を含む)には、これまで多くの外国人選手が在籍してきた。過去に所属した選手たちの活躍を覚えている人も多いと思うが、退団後のキャリアを知る人は少ないだろう。今回は、過去に在籍した外国人選手が退団後どんなキャリアを歩んでいるのか。懐かしの外国人選手のその後を紹介する。
イ・グノ(元韓国代表)
生年月日:1985年4月11日
在籍期間:2010年7月~2012年1月
ガンバ大阪通算成績:65試合22得点21アシスト
イ・グノがガンバ大阪にやってきたのは、2010年7月のこと。加入後すぐに定位置を確保した同選手は、加入1年目はあまり活躍できなかったが、2011シーズンに入ると実力を遺憾なく発揮。リーグ戦32試合15得点15アシストをマークする活躍をみせた。エースとしてチームを牽引していたが、2012年に退団。韓国の蔚山現代へ移籍した。
加入1年目で蔚山現代をクラブ史上初のACL(アジアチャンピオンズリーグ)優勝に導いたイ・グノは、同大会のMVPに選出。さらに、同年のアジア年間最優秀選手賞を受賞した。翌年には兵役で軍へ入隊となったため、兵役服務中の選手が在籍する尚州尚武(現・金泉尚武)へ加入した。
2014年9月に除隊後は、カタールのアル・ジャイシュに移籍した。中東で1シーズンプレーした後、2015年にKリーグへ帰還。母国に帰ってきたイ・グノはクラブを転々とし、現在は大邱FCでプレーを続けている。今年で37歳を迎え、ベテランとなった同選手は、今季リーグ戦11試合に出場しているが、得点は0。スタメン出場は2試合に留まるなど、キャリアの終盤を迎えている。