夢は「W杯でまだ見たことのない景色を」、堂安律が“夢”を語った子供たちにエール「簡単じゃないから面白い」
19日、東京都内でキッズイベント“「ROAD TO Dream」~堂安選手と夢を叶えるワークショップ~” が開催。PSVに所属する日本代表MF堂安律が登場した。
このイベントは、「大丸松坂屋カード VISA」の新ポイントプログラム「QIRA[キラ]ポイント」を利用した会員の中から、抽選で選ばれた小学4年生~中学3年生までの11名が参加。堂安と一緒に夢のロードマップを作り、自分自身への「夢の宣誓書」を完成させることで、子供たちに「夢を持つ大切さと自己実現のシナリオを描く機会」を提供するイベントとなった。
「夢の宣誓書」という、自身の目標とそれに向かっての3年後から15年後までの3年刻みでの達成目標を掲げ、自身の目標に向かっていく形を明確にするものを作るイベントとなった。
イベントでは堂安のトークショーからスタート。堂安も子供たちと同じ「夢の宣誓書」を記入。夢は「W杯でまだ見たことのない景色を」とし、これまで日本が打ち破れていないベスト16の壁を超えていくことを夢としているとした。
今年11月にカタール・ワールドカップ(W杯)が開催される中、堂安はメンバー入りに向けて邁進中。6月の4試合にも招集されていた。3年後には「2度目のW杯に向けて10番を背負う」を掲げ、こちらは昨年行われた東京オリンピックで10番を背負ったことから、その重みを感じ、また味わいたいというもの。6年後には「キャプテンを任せられるような存在に」と掲げ、周りからもキャプテンに相応しいと言われる選手になりたいとした。
9年後は「次の目標へ」とし、33歳になり、3度目のW杯が終わった後ということもあり、違う景色が見えているということを想定。12年後には、「ガンバ大阪にタイトルを」と、古巣に戻ってタイトル獲得に貢献したいという願望を口にした。堂安は「海外に行って1つ心残りなのはタイトルをもたらせられずに出て行ったこと」と、古巣で何も成し遂げられていないことを胸に秘めていることを明かした。
そして15年後には「次世代にバトンを渡す!」とし、育成や後輩たちへの道を作っていきたいとした。
堂安は自身の夢を掲げた中、参加した11名の「夢の宣誓書」にも1つ1つアドバイス。プロになる、日本代表になる、バロンドールを獲るというサッカーに関わる夢から、医者になる、人のためになる発明をするという大きな夢にもアドバイス。中でも「美味しいフレンチトーストが食べられるドッグカフェを作る」という夢には、「引退後に通います!」と、自身御用達の店ができることへの期待を口にしていた。
堂安はイベントの最後に“夢”を定めた子供たちに対し「子供たちの頑張りが、見に来た人たちが自分も頑張ろうと、大人の方が元気をもらった可能性があると思うので、子供たちの頑張りも僕もエネルギーに変えて試合を頑張ろうと思います。今日は素敵な1日になりました。みなさんの夢も簡単ではないと思いますけど、簡単じゃないから面白いと思うので、夢に向かって突っ走ってもらいたいと思います」とコメント。参加した子供たちだけでなく、その話を聞いていた大人たちも夢に向かって進んでもらいたいとした。