首位横浜Mに敗戦のG大阪、指揮官は前からの守備に言及「最後までどれだけできるか」

明治安田J1第17節第1日(18日、G大阪1-2横浜M、パナスタ)G大阪は前半のリードを守り切れず、中断を挟んでリーグ戦3連敗。1試合未消化ではあるが、降格圏と勝ち点差1の15位となった。

試合開始の直後から、G大阪の選手たちは対面の相手選手をがっちり抑えにかかった。「敵陣で奪うことがすごく大事。選手も前から奪いに行きたい思いの中で共通していた」と片野坂監督はマンツーマン気味の守備を準備。前半7分、MFダワンの得点という形でそのハイプレスが実った。しかし、その後は苦戦が続いた。

前半は中央で下がって起点になるFW西村に手を焼き、後半は走力勝負でも相手を上回れなくなった。11分、16分に2失点し、26分までに5人の交代枠を使い切ったが、出力を劇的に高めることはかなわず。会見で指揮官は「疲労が見える選手はフレッシュな選手に変えて強度を落とさず、出来るだけ狙いの中でやれたらと思っていた。なので交代も早くなった」と説明。交代で入った選手全体のパフォーマンスに複数回言及し、「そういった選手がやってくれないと、なかなか勝つことは難しい」と厳しい言葉もあった。

今後の戦いについて、片野坂監督は「ああいう守備を90分切らさず、最後までどれだけできるかが課題になる」ときょうの戦い方を継続することを示唆。けがから復帰し、この日が約半年ぶりの出場となったGK東口も「前半は手応えがあった。あれを90分続けていければ上にいける」とハイプレスへの前向きな感触を語った。チームの目は揃ったが、消耗が激しい夏場の戦いでその戦い方をどれだけ続けられるか。巻き返しへ、選手層やコンディション調整が厳しく問われる後半戦になりそうだ。

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