【J1採点&寸評】G大阪×浦和|先発の井手口、途中出場の長沢が存在感。遠藤も2ゴールに絡み、G大阪が因縁の一戦を制す SOCCER DIGEST Web 10月17日(土)17時7分配信

トップ下の遠藤が神出鬼没の動きで翻弄。19歳の井手口も攻守両面の働きを高く評価。

【チーム採点・寸評】
G大阪 6.5
主力を数人欠きながらも前後半を通して一定の質を維持。浦和の攻撃を上手く抑え込み、鋭い攻撃を要所で見せた。

浦和 5
前半は攻撃の呼吸が合わず、後半に本領を発揮したもののゴールは終盤の一撃のみ。効果を発揮したズラタンの投入が遅かった感も。

【G大阪|採点・寸評】
GK
1 東口順昭 6.5
カウンターの機会でスローイングをカットされたのは反省材料。ただ79分に柏木の一撃を防いだスーパーセーブで挽回した。

DF
22 オ・ジェソク 6
25分に鋭い上がりから決定機を作り出した。後半は押し込まれる時間が続いたが、身体を投げ出す守備で耐えた。

5 丹羽大輝 6
岩下不在のなか最終ラインを統率。何度かミスもあったが、相手にきっちり寄せてチャンスを作らせなかった。

3 西野貴治 6.5
1対1の対応はソツなく安定。今季リーグ戦初出場という点も加味し、十分に評価できるパフォーマンスだった。

4 藤春廣輝 6
スピードを活かした上がりで関根を牽制。後半は上がりが減るも、左サイドのスペースを上手く消した。

MF
15 今野泰幸 6
周囲360度に注意を配り、中盤の門番として奔走。バランスを取りながら、井手口の上がりもしっかりサポートした。

21 井手口陽介 7
両軍最年少の19歳は、素早い潰しと機を見た攻撃参加を披露。39分に見せたボール奪取からのシュートに才能の片鱗。浦和相手にもまったく引けを取らなかった。

13 阿部浩之 6.5
開始7分に絶妙なボールを入れて先制点を呼び込む。激しいアップダウンでサイドの守備でも大きく貢献した。

7 遠藤保仁 7
J1通算500試合出場を達成。タイミングの良い上がりで先制点を誘発すると、後半にはFKからアシスト。神出鬼没の動きも効いていた。

39 宇佐美貴史 6
長い距離のドリブルで会場を沸かせ、62分には長沢の好機を演出。代表帰りで身体は重そうながら、要所で質の高いプレーを見せた。

FW
24 赤嶺真吾 5.5
ゴール前に飛び込むタイミングは光った。ただターゲットマンとしては機能せず。一方、守備では献身的に動き回った。

交代出場
FW
20 長沢 駿 6.5
投入から3分後、遠藤のFKに飛び込んで貴重な2点目。移籍後初ゴールでチームに勢いをもたらした。

MF
19 大森晃太郎 -
高い位置で絡む場面はなく、守備に奔走。間延びし始めた中盤で動き回り、パスの出所に素早く寄せた。

DF
6 金 正也 -
失点直後に投入され、時間を使って逃げ切りに貢献。特に見せ場は訪れなかった。

監督
長谷川健太 6.5
出場停止や怪我で主力を数人欠きながらも危なげない試合運び。井手口の抜擢も奏功し、2-0と完勝した。

浦和はズラタンの一撃で一矢報いたものの、その他のアタッカー陣が軒並み精彩を欠く。

【浦和|採点・寸評】
GK
1 西川周作 5.5
際どいクロスに反応できず先制されると、後半も流れてきたFKがそのままゴール。2失点とも見送る形となった。

DF
46 森脇良太 5.5
宇佐美との1対1で裏を取られる場面も。2失点目につながるファウルを与えたのは減点材料。

4 那須大亮 5.5
1失点目の際に、クリアし切れなかった対応が悔やまれる。守備組織が崩れた場面は少なったが、結果的に中央から2失点。

5 槙野智章 5
前後半にヘディングシュートを狙うも、いずれも力が足りず。長沢のマークを外して2点目を奪われた。

MF
24 関根貴大 5
時折ドリブルで仕掛けたものの、相手の守備網を突破できなかった。これと言った見せ場もないまま前半後にピッチを退いた。

8 柏木陽介 6
長短のパスを散らして攻撃のリズムを創出。後半に強烈な一撃を食らわせたが、GK東口に止められた。これが決まっていれば……。

22  阿部勇樹 5.5
後方でリスクマネジメントに撤し、自身のプレーはほぼノーミス。ただ、攻撃面で変化を加えられなかった。

3 宇賀神友弥 5.5
前半はボールを受ける回数が少なく、仕掛ける場面もわずか。後半に入ってドリブル突破も冴えたが、得点は演出できなかった。

7 梅崎 司 5.5
シャドーでは消える時間が続き、WBに入ってからも崩しに関与できず。脅威を与える場面はさほどなかった。

19 武藤雄樹 5.5
前を向いた時の仕掛けは迫力十分。しかし周囲とのコンビネーションは今ひとつで、ゴールの匂いも感じられなかった。

FW
30 興梠慎三 5
厳しいマークに遭ってボールが収まらず。後半途中からシャドーに回ったが、最後まで存在感を示せず。

交代出場
FW
31 高木俊幸 5.5
調子の上がらない関根に代わって後半から出場。バー直撃のFKでゴールを強襲するなど、勢いは感じられたが、その後が続かなかった。

FW
21 ズラタン 6
1点を返した点は評価できるも、その後の決定機を外した。もう1点決めていれば、この日のヒーローになっていた。

MF
16  青木拓矢 -
終了間際の89分から出場。劣勢のなかで投入され、ゴールの流れを作り出した。

監督
ペトロヴィッチ 5.5
後半の交代で徐々に攻撃が活性化したが、エンジンのかかりが遅かった感は否めず。試合中、大きなジェスチャーで指示を送るも実らなかった。

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