【プレビュー】 中断期間の成果を示したいG大阪と前半戦を首位で終えたい横浜FMが激突 | Jリーグ

【国内サッカー プレビュー】明治安田生命J1リーグは6月18日に第17節が開催される。パナソニックスタジアム吹田では、ガンバ大阪と横浜F・マリノスの一戦が繰り広げられる。

代表ウィークを終えて3週間ぶりに再開するJ1リーグ。前半戦のラストゲームとなる第17節では、13位に沈んでいるG大阪と首位の横浜FMが激突する。

G大阪は、ここまで4勝5分6敗。中断前の5月は、第12節・ヴィッセル神戸戦(2○0)、第13節・柏レイソル戦(1○0)としぶとく連勝を手にした時期もあったが、第14節・大阪ダービーで1-3のスコアで完敗に終わり、前節・サガン鳥栖戦も試合終盤の失点で惜敗。リーグ戦では負けが続いた状況でこの中断期間を迎えている。

今季からチームを率いている片野坂知宏監督が掲げる戦術がまだまだチームに浸透し切っていない段階とは言え、中断前は最終ラインからのビルドアップで相手のハイプレスを効果的に剥がせない状況に苦しんでいた。特に前線からアグレッシブかつ強度の高い守備で襲い掛かってくる横浜FMが相手だ。その相手を攻略できれば、大きな自信も手にできる。この中断期間での変化を示したいところだ。

またこの間に、開幕から怪我が続いていたGK東口順昭が復帰できそうな状況まで回復できていることは大きな朗報だ。さらに前線では、FW山見大登リーグ戦では2試合連続得点中と気を吐く活躍も見せている。後半戦に弾みをつけていくためにも首位チームを叩くことができれば、大きな自信となるはずだ。

一方の横浜FMは、3年ぶりのリーグ王者に向けて順調な歩みを進めている。中断前には、第15節で京都サンガF.C.、第16節でジュビロ磐田との”昇格組”との連戦をいずれも2-0で撃破し、首位にも浮上したところで中断期間を迎えている。

ただU-21日本代表としてAFC U23アジアカップに参加しているMF藤田譲瑠チマや6試合の出場停止処分を課されているFWアンデルソン・ロペス、さらにMF喜田拓也やFW宮市亮も負傷離脱中と数多くの主力を欠くことになる。その状況で1ポイント差で後を追う2位・鹿島アントラーズと3位・川崎フロンターレに首位を譲ることなく、前半戦を終えることが最も大きなミッションだろう。

それでも中断前の磐田戦では、FW仲川輝人が1ゴール1アシストの活躍を見せ、FWレオ・セアラも前節に続いて、天皇杯2回戦でもゴールを奪い、公式戦2試合連続得点と攻撃陣は好調。AFCチャンピオンズリーグが絡む過密日程をターンオーバーを駆使しながら乗り越えてきたチームの総合力を今節も示したいところだ。

中断期間の成果を見せたいG大阪と、チームの総合力で首位を死守したい横浜FM。ここまでは対照的なシーズンを過ごしてきた両者がぶつかる前半戦ラストマッチで勝者となるのはどちらになるか。注目カードだ。

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