【G大阪】遠藤、史上最年少でJ1通算500試合出場へ スポーツ報知 10月16日(金)19時44分配信

G大阪の元日本代表MF遠藤保仁(35)が17日の浦和戦(万博)で、史上最年少となる35歳9か月でのJ1通算500試合出場を達成する。チームは16 日、大阪府吹田市内で調整。36歳7か月で到達した名古屋GK楢崎を抜くスピード到達を前に、遠藤は「毎年、コンスタントに試合に出してもらってありがた い。まだまだ記録を伸ばしていきたい」と語った。

鹿児島実高から横浜フリューゲルス(F)に入団した1998年に横浜マリノス(M)との開幕戦でプロデビュー。当時、横浜Mに所属していた4歳年上の 兄、彰弘氏は「親には、保仁もすぐにはプロでは通用しないよって話していたけど、普通にプロのスピードの中でプレーしていた。保仁があんなにすごいとは、 プロに入って来るまで知らなかった」と驚いたという。

横浜Fの消滅により、99年に京都、2001年にG大阪に移籍。G大阪では数多くのタイトルも獲得するなど、着実にJ1でのキャリアを重ねていたが、 12年にはJ2降格も経験した。13年はJ2で33試合に出場、降格がなければ、14年度中の500試合到達は確実だったが「あの時の悔しさがまだ残って いるからこそ、勝ち続けたいと思う」と苦い過去も現役生活の糧としている。

そんな遠藤を、G大阪の長谷川健太監督(50)は「どの監督からも信頼される頭のいい、けがの少ない選手」と評価している。敗れれば年間王者の可能性が 消滅する浦和戦には、本来のボランチではなく、トップ下として送り出す見込みだ。FWパトリック、MF倉田と二人のキーマンが出場停止の中、攻撃の組み立 てに加えて得点に絡む仕事も求められる。「違うポジションでプレーするのも楽しい。普通に勝ちたい」と何とも肩の力が抜けた言葉で、節目の一戦を見据え た。

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