G大阪、“阪神ダービー”制して6試合ぶり白星…神戸は今季J1初勝利を逃す

明治安田生命J1リーグ第12節が8日に行われ、ガンバ大阪ヴィッセル神戸が対戦した。

前節を引き分けで終え、この試合で6試合ぶりの白星を狙うG大阪は、昌子源、パトリックらが先発入り。一方、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)からの帰国後、初のリーグ戦となる神戸は、酒井高徳、武藤嘉紀、大迫勇也らがスタメンに名を連ねた。

“阪神ダービー”は両チーム拮抗した展開に。神戸は8分に酒井が右足で強烈なシュートを狙うと、G大阪は23分に中村仁郎はクロスバーを叩くミドルシュートを放つ。

続く31分、神戸の菊池流帆が、最終ラインの裏に抜け出したパトリックを倒してしまう。VARの結果、このプレーにレッドカードが提示。神戸は残りの時間、10人での戦いを強いられることとなった。

攻勢を強めたいG大阪は41分、左からのカットインを仕掛けた中村が、またぎフェイントから中央へパス。ボールを受けた柳澤亘がワントラップから狙い澄ましたシュートを放つも、シュートはポストに嫌われた。前半はこのままスコアレスで終了する。

後半に入っても拮抗した様相は変わらず。神戸は54分、復帰したアンドレス・イニエスタを投入して攻撃の活性化を図った。

スコアレスドローの気配を漂わせた81分、遂に試合の均衡が破れる。右コーナーキックのこぼれ球を拾った柳澤がペナルティエリアの外から狙う。相手DFに当たって変化したボールは、クォン・ギョンウォンの元へ。クォン・ギョンウォンはヘディングシュートを押し込み、G大阪が先制点を奪った。

後半アディショナルタイムには途中出場のウェリントン・シウバがカットインから右足を振り抜く。シュートは相手DFに当たってネットを揺らし、G大阪が待望の2点目をマークした。

試合はこのままタイムアップ。G大阪が神戸を下し、“阪神ダービー”を制した。次節は14日に行われ、G大阪は敵地で柏レイソルと、神戸はホームでサガン鳥栖と対戦する。

【スコア】

ガンバ大阪 2-0 ヴィッセル神戸

【得点者】

1-0 81分 クォン・ギョンウォン(G大阪)

2-0 90+1分 ウェリントン・シウバ(G大阪)

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