湘南が待望の今季初白星！ 山本脩斗の終了間際劇的気迫ヘッドでG大阪に競り勝つ
明治安田生命J1リーグでは17日、第9節のガンバ大阪vs湘南ベルマーレが行われた。
直近3試合無敗ではあるものの2試合連続ドロー中のG大阪が、開幕から8試合3分け5敗で未勝利の湘南をホームに迎えた一戦。G大阪は山見大登やパトリック、ダワンら、湘南は町野修斗、タリク、田中聡らを先発起用した。
探り合うような一進一退の攻防が続く序盤、湘南にアクシデントが発生する。左ふくらはぎ付近を気にした様子で座り込んでしまった高橋諒が担架で運び出され、14分に畑大雅との交代を余儀なくされた。
それでも初勝利を目指す湘南はサイドからのクロスやセットプレーを中心にゴールに向かっていくが得点は奪えず。対するG大阪はボールを動かして崩しを図ったがなかなか決定機には至らなかった。
後半に入ってもスコアレスで推移する展開の中、湘南は58分に2枚替え。タリクと池田昌生に代えて大橋祐紀と山田直輝という攻撃的なカードを切った。
すると61分にはボックス手前中央の瀬川祐輔がスルーパスを供給。ボックス右に抜け出した町野が右足でシュートを浴びせたが枠を外れた。ピンチをしのいだG大阪は61分に山見に代えて坂本一彩、68分に山本悠樹に代えて奥野耕平を送り出す。
77分、ドリブルでボックス左に侵攻した大橋が放った右足のシュートが右ポストを直撃。得点にこそならなかったものの攻め込まれるシーンが目立つG大阪は終盤にかけても交代カードを切っていくが、なかなか攻勢に転じることができない。
膠着状態が続いた試合では90分にドラマが待っていた。右サイドでボールを持った石原広教がクロスを上げると飛び込んだのは山本脩斗。G大阪DFと激突しながらもヘディングシュートを叩き込み、決定的なタイミングでの先制弾とした。
その後、倒れ込む山本は頭を打った様子で倒れ込んでしまい立ち上がれず。担架で運び出される事態となって状態が懸念されるが、その1点が決勝点となって試合が終了した。
この結果、G大阪は4試合ぶりの黒星にして3試合未勝利。一方の湘南は待望の今季初白星を9試合目にして手にした。
■試合結果
ガンバ大阪 0-1 湘南ベルマーレ
■得点者
G大阪：なし
湘南：山本脩斗（90分）
