「練習の量と強度も低くて…」今野泰幸がG大阪の“J2降格”を回想。立て直しに成功した国内3冠は「健太さんの存在が大きい」

G大阪移籍のきっかけは?

元日本代表の鈴木啓太氏が自身のYouTubeチャンネルで最新コンテンツを投稿。元日本代表で現在は関東サッカーリーグ1部の南葛SCに所属する今野泰幸がゲスト出演し、G大阪時代を振り返った。

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今野は2012年、8シーズンを過ごしたFC東京を離れ、G大阪へ完全移籍。そのきっかけは、さらなる成長を期してのことだった。

「(日本代表が)岡田(武史)監督から(アルベルト・)ザッケローニ監督に変わったとき、年齢的にももう代表に呼ばれることはないだろうと思った。だけどザッケローニ監督はメンバーにずっと呼んでくれて、身長も高くない僕をCBで使い続けてくれた。そのときに、もう1回成長して、期待に応えないとダメだなと。何か自分も変わらないといけないと思いました」

変化を求めてG大阪へ移籍。しかし加入1年目に、2002年の札幌時代、2010年のFC東京時代に続く自身3度目のJ2降格を経験。鈴木氏に「あまりしっくりきてなかった?」と当時のチーム状況を問われた今野は、「はい。もうなんか…」と言葉に詰まりながらも次のように語った。

「(開幕前のキャンプでは)練習の量と強度も低いし、大丈夫かなと思いながらシーズンインしちゃったので」

苦しいシーズンを過ごしたが、その翌年、長谷川健太氏が新監督に就任し、新たな体制で臨んだ2013年はJ2優勝。1年でJ1復帰を成し遂げると、長谷川体制2年目の2014年シーズンは、2000年の鹿島以来、J史上2チーム目となる国内3冠(J1、天皇杯、ナビスコカップ)を達成した。

J2降格からすぐさま立て直しに成功した要因として今野は、「(長谷川)健太さんの存在が大きかった」と指揮官の手腕を強調。「健太さんって練習で良かった選手を使うんです。ポジション争いをしっかりさせて、(調子が)良い選手を使う。それがあってみんな気が抜けない1年間が続いた。そういうときのチームは良いじゃないですか」と続けた。

動画ではそのほかにも、南アフリカW杯での秘話や遠藤保仁に対しての思いなど、様々な貴重なエピソードが語られている。

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