初スタメンで初ゴール!清水エスパルスの新助っ人193cmのオ・セフン「もっと良いチームになる」【清水vsG大阪】(2)
【明治安田J1リーグ 第8節 清水エスパルスvsガンバ大阪 2022年4月10日 13:03キックオフ】
アグレッシブに戦いながら勝ち点2を失ってしまった清水だが、ポジティブな要素は多かった。攻撃ではオ・セフンが軸となったことで鈴木が活きるようになり、チーム全体もサイドチェンジを絡めた攻撃でプレスに対応。守備でも終盤まではアグレッシブさを保ち続け、平岡宏章監督がやりたいサッカーがピッチで表現された。松岡大起やチアゴ・サンタナも復帰した。16位に位置しているものの、希望を感じさせる試合となった。
そんな中での最注目は、やはりゴールを決めたオ・セフンだろう。
個人として、守備ではサイドバックの攻め上がりや中盤でのボール保持に対して積極的な戦いを見せ、攻撃では193cmの長身で三浦弦太と昌子源の実力者コンビと渡り合っただけでなく、それによってチームが前に進めるようになったという大きな効果があった。
■あくまでもチーム全体で、という姿勢を崩さない
なにより、初スタメンで初ゴールという結果が今後の活躍を後押しする。「ストライカーは点を取ることによって自信を高めていくもの」と、自分がチームを牽引する意欲を見せた大型フォワードは「(今日)リードしている状況での気持ちの部分の問題や戦術的な部分、試合運びを(今後の)糧にして、それができるようになればもっと良いチームになる」と、あくまでもチーム全体で、という姿勢を崩さなかった。
ガンバがダワンの合流で調子を上げつつあるように、清水も強さと献身さを備えた新助っ人の合流とともに上昇していきそうだ。 ■試合結果 清水エスパルス 1―1 ガンバ大阪 ■得点 57分 オ・セフン(清水) 90+7分 小野瀬康介(ガンバ)