白熱の“関西ダービー”はドロー決着…G大阪、ダワンの鮮烈なJ初ゴールで京都に追いつく
明治安田生命J1リーグ第7節が6日に行われ、京都サンガF.C.とガンバ大阪が対戦した。
ともに2勝2分2敗、前節勝利で迎えた9年ぶりの“関西ダービー”は白熱した一戦となる。アウェイのG大阪は31分に決定機。齊藤未月がミドルシュートを放つと、小野瀬康介がゴール前でコースを変えたが、相手GK上福元直人に阻まれた。37分には左サイドで獲得したフリーキックからキッカーの山見大登がゴールに向かうボールを供給。昌子源が飛び込み頭で合わせたが、相手GKにキャッチされる。
試合の均衡が破れたのは前半終盤の45分、ホームの京都が先制に成功する。白井康介が右から送ったクロスは相手DFに弾き返されるが、金子大毅がペナルティエリア左でルーズボールに反応。ダイレクトボレーで打ち返し、低くて速いクロスを送ると、ゴール前のピーター・ウタカが上手くコースを変えてゴールに押し込んだ。
ビハインドで折り返したG大阪は、59分に試合を振り出しに戻す。右からのクロスは相手DFにクリアされるが、ペナルティエリアの外でダワンがこぼれ球に反応して右足一閃。鋭い一撃をゴール右下隅に突き刺した。ダワンはゴラッソで加入後初ゴールを記録することになった。
こう着状態が続くなか、G大阪は79分に絶好機を迎える。福田湧矢のスルーパスに抜け出した小野瀬が相手GKとの一対一を迎えたが、左下を狙ったシュートは枠を外れてしまう。
一方の京都は84分、左コーナーキックから武田将平がアウトスイングのボールを供給。ウタカが頭ですらしてゴール右下を狙ったが、わずかに枠を外れた。 終盤は京都が何度も相手ゴールに迫るが、得点を奪うことはできずに試合は終了。両者勝ち点「1」を分けあい、ともに連勝を逃した。
次節、京都は10日にホームでサガン鳥栖と、G大阪は同日に敵地で清水エスパルスと対戦する。
【スコア】
京都サンガF.C. 1-1 ガンバ大阪
【得点者】
1-0 45分 ピーター・ウタカ(京都)
1-1 59分 ダワン(G大阪)