G大阪が巧みな試合運びで3発勝利! 名古屋は攻勢保つも反撃及ばず4戦未勝利
明治安田生命J1リーグでは2日、第6節のガンバ大阪vs名古屋グランパスが行われた。
開幕からここまで1勝2分け2敗と苦戦しているG大阪が、ここまで4試合を消化して1勝2分け1敗と同じく波に乗り切れない名古屋をホームに迎えた一戦。
G大阪は山見大登やパトリックらに加えてダワンとGK一森純が先発でJ1リーグデビュー。対する名古屋は相馬勇紀や稲垣祥、レオ・シルバらを先発起用した。
拮抗した展開の試合は26分、セットプレーから動きを見せる。G大阪が右サイド浅い位置でFKを獲得すると山見がボックス内に蹴り込む。三浦弦太が名古屋DFと競り合いながら頭で落としたところ、昌子源が右足で勢いよく蹴り込んだボールがパトリックに当たって軌道が変わりながらゴールに吸い込まれた。
その後も立て続けにチャンスを迎えるG大阪。35分には裏に抜け出したパトリックがGKランゲラックをも抜いて無人のゴールに流し込んだがオフサイドと判定され、名古屋は1点差を保つ。
そのまま試合を折り返すと名古屋はハーフタイム中に稲垣に代えて柿谷曜一朗を起用する攻撃的な交代を敢行。前半もチャンス自体は作ることができていたが、追いつくためにより前に比重をかける。
しかし54分、右サイドでフリーとなっていた山見が鋭いクロスを蹴り込むとマテウス・カストロがクリア。これが同じく至近距離で対応しようとしていた宮原和也の身体に当たってゴール方向に飛び、オウンゴールでG大阪が加点する。
その後も互いに選手交代を敢行する中でG大阪がまたしても結果を出す。左SBの黒川圭介が高い位置でボールを持ち、巧みなタッチでボックス左に侵攻。最後は逆足の右で巻くようにして沈め、3点差をつける。
その後、83分に高い位置でボールを奪った仙頭啓矢が自ら決め切ったもののこれ以上は反撃が及ばず。名古屋が攻め込むシーンが目立った一戦だったが、要所で力を発揮したG大阪が4試合ぶりの白星を飾った一方、名古屋は直近4試合未勝利となっている。
■試合結果
ガンバ大阪 3-1 名古屋グランパス
■得点者
G大阪:パトリック(26分)、オウンゴール(54分)、黒川圭介(62分)
名古屋:仙頭啓矢(83分)