G大阪・遠藤 FK弾で決勝に導いた 日本代表4人欠場でも…大黒柱は健在 デイリースポーツ 10月12日(月)6時59分配信

「ナビスコ杯準決勝・第2戦、G大阪2-0新潟」(11日、万博記念競技場)

2連覇を狙うG大阪は後半、主将のMF遠藤保仁(35)が今季公式戦初となる直接FKを決め、新潟に2-0で快勝。2戦合計3-2で逆転し、2年連続で決勝に進出した。決勝は31日、埼玉スタジアムで行われる。

大黒柱の存在は、やはり偉大だ。主力を休ませたアウェーでの第1戦は1-2で逆転負け。1-0または2点差以上の勝利が必要だった一戦で、試合を決めたのは、G大阪の全タイトルを知る男・遠藤だった。

後半12分、MF倉田がゴール前のほぼ正面で倒され、FKを獲得した。距離は約20メートル。蹴る前からコースはゴール左隅と決めていた。GKに触られながらもネットを揺らした。

「コースは甘かったし、イメージ通りではなかったけど、先制点がほしかった」。会心の一発ではなかったが、長谷川監督は「待ちに待ったゴールが決まってくれた」と絶賛した。

昨季の10月26日のリーグFC東京戦で、直接FKによるJ1通算得点トップの中村俊輔(横浜M)に並んで以来、数字が伸びなかった。「どこかで取りたい気持ちはあった」というものの、背中は徐々に遠ざかった。

それでも「感覚は悪くない」と言い聞かせた。自信とともに右足から放たれたボールは、今季初の直接FKによるゴールに結びついた。

日本代表4人を欠きながら、2年連続で決勝に進出した。「勝ち続けながら成長して、1つでも多く、タイトルを取りたい」。昨季国内3冠の王者が、連覇に王手をかけた。

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