4月2・3日「J試合勝敗予想」「ガンバ大阪vs名古屋グランパス」のカギは「監督対決」!北海道コンサドーレ札幌は浦和レッズ相手に今季初白星狙う
今回のtotoではJ1第6節の8試合とJ2第8節の5試合が対象となっている。過去のデータや直近の様子などから、分析を進めてみよう。
■【画像】未勝利チームの命運分かれるJ1第6節、J2第8節の勝敗予想
ともにJ2を経験した時期はあるものの、ガンバ大阪と名古屋グランパスはオリジナル10同士らしく、多くの戦いを重ねてきた。その対戦成績は、どちらから見ても29勝9分29敗。全くの五分の争いとなっている。
お互いに譲らない戦績も見事だが、興味深いのは引き分けが少ない点だ。今回も白黒つけ、名古屋が勝利すると予想する。
鍵のひとつは監督だ。G大阪の片野坂知宏監督と名古屋の長谷川健太監督は、2014年からG大阪でヘッドコーチと監督という関係で共闘している。その後、ふたりは互いのチームを率いるようになるのだが、2019年からはそれぞれ、大分トリニータとFC東京の監督として対戦。その後の3年間で、クラブの規模に差はあるものの、「カタノサッカー」の大分が旋風を巻き起こした2019年もFC東京がダブルを飾るなど、「長谷川トーキョー」が3勝1分2敗と勝ち越した。よって今回も、長谷川監督率いる名古屋が勝つとみる。
さらに名古屋を押したいのが、アウェイでの戦績である。通算では五分だが、G大阪のホームに乗り込んだ名古屋は17勝4分13敗と勝ち越している。最近の調子を見ても、ここは名古屋の勝利を抑えておいた方がよさそうだ。
消化試合数にばらつきはあるものの、J1で未勝利のチームが4つある。これら4チームの明暗が、今節に分かれることになりそうな予感だ。
未勝利ながら無敗で11位につける北海道コンサドーレ札幌は、浦和レッズをホームで迎え撃つ。勝てないものの5つのドローで耐えてきた札幌が、ホームで初白星をつかむとみる。
まず、浦和は相性の悪い相手ではない点を指摘したい。クラブの規模には大きな差がありながら、通算戦績は札幌の9勝5分10敗と、ほぼ互角。2018年にペトロヴィッチ体制になってからは、「古巣」対戦となる指揮官の下、リーグ戦で3勝3分2敗と勝ち越している。
浦和の調子も、札幌を推す一因だ。90分間を通じても、試合ごとに見ても、波が大きすぎる。3月に入ってからは、勝っては負けて、を繰り返している。そんな浦和の前節は、ジュビロ磐田相手に4-1の大勝。よって、今回は結果がひっくり返り、札幌が勝利するだろう。
豪華な陣容ながら未勝利なのがヴィッセル神戸だ。今節は京都サンガF.C.とホームで戦う。
ケガ人も出るなどの事情もあったが、結局は三浦淳寛監督が辞任した。今節はリュイス監督の初陣となる。
そもそも監督交代は、カンフル剤としてチームを発奮させる。さらに、相手にとっては新体制のデータがないわけで、ディスアドバンテージとして働く。もともと地力のある神戸でもあり、ここはトンネル脱出を予想する。
湘南ベルマーレとサンフレッチェ広島は、未勝利同士の対戦だ。過去の戦績ではホームの湘南の14勝7分22敗と、引き分けの少ないカードではある。
だが、ここ2年は4度の対戦でドローが2つ。現在の両チームの調子を考えても、引き分けが妥当だろう。初白星は、まだお預けになりそうだ。
J2で唯一白星がないのが、大宮アルディージャだ。今節対戦するレノファ山口も、まだ1勝の14位と苦しい。
Jリーグの実績で上回る大宮だが、山口相手に3勝2分3敗。今回乗り込む山口のホームでは、1勝しか挙げていない。今季7戦して引き分け5つという山口の「ドロー力」も気になり、ここは勝点を分け合うと予想。大宮の苦戦は続きそうだ。
今回のtotoの購入締切は4月2日で、インターネット販売は13時50分、くじ売り場では12時、コンビニは11時30分となっている。