森保監督の“弟子”G大阪・片野坂監督「叫びました!」 12年から2年間、広島で監督―コーチの間柄
前日24日に7大会連続W杯出場を決めた日本代表・森保一監督(53)の“弟子”も快挙を喜んだ。G大阪の片野坂知宏監督(50)は「(TVを)見ながら叫びました!良かったなぁ、と。凄く難しいミッションの中には大変なご苦労とプレッシャーがあったと思います。その中で結果を出すのは、さすが森保さんだと思います」と自分のことのように目を輝かせた。
片野坂監督と森保監督は2012年から2年間、広島でコーチと監督の間柄だった。コーチとして接する中で感じたのは「決してブレない。ネガティブなことが全くない方。選手に対してスタッフに対しても誰の責任にもせずに、自分がやりたいサッカーを目指し、色んな方々への思いを持って練習でもピッチ外でも発信していた。しっかり芯を持った中でマネジメントしていた」という覚悟の強さと気配りの細やかさ。そして「僕もそういう指導者像というか、自分が監督をした際のマネジメントの参考にさせてもらえれば…と思っていました」と学んできたという。
W杯を逃せば、日本サッカー界の熱が下火になる可能性もあった。その危機を脱したことは大きく「選手にとっても(W杯出場)チャンスを得られることができた。11月に向けて少しでもアピールしようと、モチベーションアップにつながる」と、ここからの盛り上がりに期待。また片野坂監督自身が刺激を受けたのも間違いない。
「浦和戦以外は失点している。でも試合は90分間あって、後半は得点が取れている。諦めずに強度を保ってプレーできるかは今後の試合も大事にしないといけないところ」
まずは26日のルヴァン杯・鹿島戦(カシマ)。公式戦5試合ぶりの白星をつかみ、リーグ再開戦(4月2日・名古屋)へ向けて勢いを付ける。