【ナビスコカップ速報】遠藤の絶妙FKと藤春のダメ押し弾で勝負あり! G大阪が史上4クラブ目の「大会連覇」に王手 SOCCER DIGEST Web 10月11日(日)16時49分配信

2戦合計3-2でG大阪が勝利。新潟は最後まで決定打が遠く…。

 Jリーグのヤマザキナビスコカップ準決勝第2戦、G大阪対新潟戦が10月11日に行なわれ、遠藤のFKと藤春のダメ押し弾でG大阪が2-0と勝利。2戦 合計3-2でG大阪が同31日の決勝(13時・埼スタ)へ進出し、大会連覇に王手をかけた。一方、史上初の準決勝進出を果たした新潟だったが、惜しくもベ スト4で姿を消した。

準決勝第1戦(10月7日)は、ホームの新潟が2-1で勝利を収め、新潟優位の状況で第2戦を迎える。連戦が続くG大阪は、代表組(宇佐美、米倉、丹 羽、東口)が不在のなかで迎えた第1戦に遠藤、今野、パトリック、阿部を帯同させず、岩下もベンチスタートと休ませたが、第2戦ではベストメンバーでス タートした。

G大阪は序盤から素早いボール奪取を狙い、左SBの藤春やサイドハーフの二川らを中心に、遅攻と速攻を織り交ぜながら打開を図る。対する新潟は、最終ラ インと中盤でコンパクトな2ブロックを形成し、堅守からの速攻を狙う。一進一退の攻防が続くなか、ともに要所でチャンスを作り出すもフィニッシュの精度を 欠いて決定打に至らない。

後半、最初にカードを切ったのはG大阪。53分、今野に代わって井手口をボランチで投入すると、直後の57分にはゴール手前25メートルのFKを遠藤が 鮮やかに決めてG大阪が先制する(直後、二川に代わって大森を起用)。決勝進出に勝利か引き分けが必要となる新潟は62分、右MFで先発したルーキーの平 松に代えて、第1戦で決勝点のラファエル・シルバを投入し、反撃に打って出る。

前掛かりになった新潟の背後を老獪に狙うG大阪は74分、カウンターから右サイドを打開。オ・ジェソクがサイドを駆け上がり後方へパス。阿部がパトリックとのワンツーからエリア内に侵入し、左足で狙うもボールは左ポストに弾かれた。

アディッショナルタイムに突入した90+4分、新潟はCKのチャンスにGK守田も上がって得点を狙うも、こぼれ球を拾ったG大阪は速攻から藤春が無人の ゴールへダメ押し弾。「前半はチャンスが少なかったので、なんとか後半に取れればと思っていた。決勝に進めたので、また楽しい試合が待っている。大会連覇 に向けて頑張りたい」(遠藤)。

決勝の相手は、準決勝で2戦合計6-2と神戸を粉砕した鹿島。G大阪が史上4クラブ目となる大会連覇にリーチをかけた。

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