G大阪新加入の韓国代表DF権敬源 愛称「ディエゴ」由来はブラジルのファンタジスタ
G大阪に新加入した韓国代表DF権敬源(クォン・ギョンウォン)が17日、オンラインで取材に応じ、歴代G大阪でプレーしてきた韓国人選手たちに続く貢献を誓った。身長188センチの高さと、パワーが武器の大型センターバックは「ガンバからオファーがあり、挑戦したいという気持ちと、ガンバの魅力を感じ、(移籍を)決めました。今までガンバに所属していた韓国人選手からも、いいところをたくさん聞きました。彼らのように、チームに貢献できたら」とした。
現所属のMF朱世鐘や、昨季までプレーしたDF金英権、さらに19年夏までプレーしたFW黄義助ら、韓国代表チームメートたちから「ガンバにいくことは間違っていないから、必ず行くべきだ」とアドバイスを受けたという。左利きのセンターバックとして、昨季まで主力を担った金英権と比較されるが「金英権選手は、完成された万能な選手。尊敬する選手のひとりで、自分が彼より何か優れている、とは言えないぐらい偉大です。金英権選手ぐらいうまいね、と、いい意味で比較してもらえるようになれれば」と謙虚に語った。
ニックネームは「ディエゴ」。その由来は高校時代、ブラジルに1年間留学していたころに逆のぼる。「一緒に過ごしていた人たちが、クォンギョンウォンという名前を呼びづらい、と。いいニックネームがあればと思っていた時に、テレビでサッカーを見て、ディエゴという選手がとてもうまくて活躍していた。そのような選手になりたい、親しみを込めて呼んでもらいたい、という意味で」。当時はブラジルのサントスで大活躍し、欧州でもブレーメンやユベントス、アトレチコ・マドリードでもプレー、現在はフラメンゴに在籍する元ブラジル代表のファンタジスタ、MFジエゴ(Diego)からつけられたという。
韓国、UAE、中国でのプレー経験を持つ権だが、Jリーグは初挑戦。すでに韓国代表が出場を決めたカタールW杯を11月に控えた中で、新たな環境に飛び込んだ。「自分の中では、どの選択にもリスクはつきものだと思っています。Kリーグに残っても、日本以外でプレーしても。だからリスクとは考えませんでした。Jリーグは昔から挑戦したかった場所。果敢に挑戦したい」。Jリーグを舞台に、自身の力を発揮する日を心待ちにした。