川崎F劇的同点ゴールも鬼木監督「プロですから当たり前」小林悠つっつきダミアン決めて敗戦阻止
<明治安田生命J1:G大阪2-2川崎F>◇第3節◇6日◇パナソニックスタジアム吹田
王者・川崎フロンターレが、終了間際の劇的同点弾で今季「2敗目」を阻止した。
5分間の後半ロスタイムも終わろうとした時間帯。1点ビハインド。川崎Fの攻撃は、G大阪のGK石川慧(29)がキャッチした。
途中出場だった川崎FのFW小林悠は、相手ゴールの左、ピッチの外へ出ていた。GKが前線へフィードしようと、ボールを置こうとした瞬間。背後から、まさしく「獲物を狙う」ように、狙いを定め、小林がボールをつついた。こぼれ球をレアンドロ・ダミアンが冷静に無人のゴールに押し込んで、劇的に同点とした。
敗戦濃厚のアウェーで貴重な勝ち点1を奪った。
それでも、鬼木達監督は最後の場面について「プロですから、逆に言えば当たり前」と笑顔はなし。
さらに「自分たちの戦いを積極的にやらなくてはいけない。それをさせられなかった自分の責任もある。最後まで怖い攻めができたのか? しっかり考えないといけない」と厳しかった。
敗戦なら昨季のリーグ戦で喫した「2敗」に、早くも並ぶところだった。