川崎F・途中出場FW宮城がG大阪戦で今季初得点「あの形は得意。無意識に出た」
◇明治安田生命J1リーグ第3節 川崎F2─2G大阪(2022年3月6日 パナスタ)
川崎Fは敵地でG大阪に2―2で引き分けた。最終盤の後半アディショナルタイムに相手GK石川慧(29)の一瞬の隙を突いてFW小林悠(34)がボールを奪ったところから、FWレアンドロ・ダミアン(32)が無人のゴールに流し込んで同点。土壇場で勝ち点1を拾った。開幕から17日間で5試合という過密日程を3勝1分け1敗で終え、暫定で2位につけた。
後半28分から途中出場したFW宮城天(20)が存在感を見せた。0―1の同30分、左サイドでMF小塚和季(27)から浮き球のパスを受け、左足で正確にトラップ。これで目の前のG大阪MF小野瀬康介(28)をかわすと、右足でファーサイドのネットを揺らした。「練習からあの形は得意。カットインからシュートというのは自分の特長。無意識に出た」。後半は13分にFW家長昭博(35)、小塚、小林を投入してから押し込む時間が増えていた中で、貴重なゴールとなった。
ただ、その2分後に今度はブロックに入った自身の足に小野瀬のシュートが当たって軌道が変わり、失点に絡んだ。「得点できたところは良かったが、失点も僕のところからだった。そういうところがまだチャンスをもらえていない理由かなと思う。失点したことで相手も守備的に来たので、自分でやりづらくしてしまった」と反省。それでも1―2の同43分には右ポスト直撃のヘディングシュートを放ってゴールに迫り、会場を沸かせた。