J1王者川崎F、アディショナルタイムに劇的同点弾!G大阪は2試合連続の引き分けに
6日、明治安田生命J1リーグ第3節が各地で行われ、ガンバ大阪と川崎フロンターレが対戦した。
G大阪は齊藤未月が加入後初先発。川崎Fはリーグ戦3連勝を目指す。
試合はG大阪が主導権を握る展開に。16分、パトリックの落としに反応した齊藤がペナルティアークからシュートを放つも、ボールは枠を逸れる。
徐々にペースを掴み始めた川崎Fは28分、リズム良く繋いで最後は山根がエリア外からミドルシュートを撃つも、ボールは枠を捉えきれず。
均衡が破れたのは34分、高尾の右サイドからのクロスは谷口がヘディングでクリアされる。このクリアボールを山本がダイレクトで合わせてゴールに突き刺し、ホームのG大阪が先制に成功した。
前半のうちに1点を返したい川崎Fは41分、チャナティップがドリブルで抜け出して遠野にスルーパスを送る。遠野はエリアに向かって走り込んでいたL・ダミアンにパスを送るも、タイミングが合わず。G大阪が1点をリードして前半を折り返した。
後半に入った55分、追加点を狙うG大阪にアクシデント。宇佐美がトラップした際に右ふくらはぎを痛め、自ら交代を要求。後半早い段階にエースがピッチを退いた。
追いつきたい川崎Fは58分に3枚替えを遂行。脇坂、チャナティップ、遠野に代わって家長、小塚、小林がピッチに入り、攻勢を強めていく。
温存していた主力選手が入ったことで一気にポゼッション率を上げた川崎Fだが、G大阪の徹底された守備ブロックを崩しきれず、なかなかシュートまで持ち込めない。それでも攻め続けた75分、小塚からの浮き球のパスを受けたのは直前に交代でピッチに入った宮城。エリア左で巧みなトラップから冷静にゴールに流し込み、同点とした。
しかし、直後の77分、小野瀬がエリア右手前でカットインをしてシュート。独特の間から放たれたシュートがゴールに吸い込まれ、G大阪が再びリードに成功する。
最後まで諦めず、猛攻を仕掛け続けた川崎Fにドラマが。90+5分、GKの死角を突いた小林が背後からボールを奪う。最後はL・ダミアンが無人のゴールに押し込んで2-2とし、試合終了の笛。J1王者の意地を見せた川崎Fが勝ち点1をもぎ取った。目前で白星を逃したG大阪は2試合連続の引き分けに終わった。