【プレビュー】 ホームで意地を見せたいG大阪と王者の底力を見せる川崎Fが連勝を懸けて激突| Jリーグ

【国内サッカー プレビュー】明治安田生命J1リーグは3月5日、6日に第3節が開催される。パナソニックスタジアム吹田では、ガンバ大阪と川崎フロンターレの一戦が繰り広げられる。

新体制で初勝利を飾り、着実に前進するガンバ大阪とJリーグチャンピオンとしての底力を見せている川崎フロンターレが激突する。

G大阪は、開幕戦で鹿島アントラーズに3失点で黒星スタートとなったが、前節は、浦和レッズに途中出場のMF福田湧矢が試合終盤に決勝点を決めて1-0で勝利。浦和に主導権を握られる時間こそ長かったものの、怪我で離脱しているGK東口順昭に代わってゴールマウスを任されているGK石川慧の活躍もあって無失点に抑えられたことは大きな収穫だろう。

2020年シーズンから川崎Fとの対戦では、公式戦で6連敗中。リーグ戦だけでなく、2シーズン前の天皇杯ファイナルや昨シーズンの富士ゼロックススーパーカップといったタイトルを懸けた舞台でも悔しい思いを味わってきた。今季最初の対戦でこのリベンジを果たしたい。

そのためには、やはり前節同様に主導権を握られながらも我慢強く、無失点を続けられるかがポイントだろう。リーグ戦からターンオーバーした水曜日のルヴァンカップ大分戦では、4バックも試している。対川崎Fというところで片野坂知宏監督がどんなゲームプランを用意するのか。戦略家としても知られる指揮官の采配にも注目が集まるところだ。

川崎Fは、ACLの日程の影響でリーグ5連戦中。ルヴァン組とは違い、リーグ戦での連戦ということもあって大幅にメンバーを入れ替えるもなく、さらには負傷や体調不良で起用できないメンバーもいる苦しいやりくりを強いられる中、それでも3勝1敗と王者としての底力を示してきた。

第2節の鹿島戦は、FW知念慶とルーキーのDF佐々木旭の”初先発組”が結果を残して2勝目を飾り、その刺激に感化されるように水曜日の浦和戦では、先制される苦しい展開の中からMF家長昭博とDF山根視来といった絶対的な主力が奮起して逆転勝利。このチーム力こそが今の原動力となっている。

5連戦の最後でさらに勢いに乗るためには、勝利はもちろん、エースの復活も必要だ。FWレアンドロ ダミアンは、開幕戦でシーズン初得点を決めたものの、それ以降の3試合で無得点。昨年2度の対戦でいずれも先制点を決めている活躍を今季のカードでも見せられるか。昨季得点王への期待は大きい。

G大阪がホームで意地を見せるか、今季も川崎Fが返り討ちとするのか。互いに連勝が懸かっている一戦は、3月6日15:00にキックオフを迎える。

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