G大阪・片野坂知宏監督、古巣・大分に2度追いついてのドローに「悪い内容ではなかった」
◆YBCルヴァン杯 ▽1次リーグA組2節 大分2―2 G大阪(2日・昭和電工ドーム大分)
G大阪はJ2大分に苦戦し、2―2と引き分けに終わった。昨季まで6年間率いた大分に、アウェーの監督として約4か月ぶりに帰ってきた片野坂知宏監督は「勝ちたかったが、決して悪い内容ではなかった。次の対戦までに、もっと精度を高めていきたい」と振り返った。
G大阪はこの試合4バック(4―3―3)を採用し、中盤には今季ロシア1部・ルビンカザンから加入したMF斉藤、センターFWはユースから昇格した18歳FW坂本がともにG大阪での初先発。前半11分、CKからかつてG大阪でもプレーした大分FW長沢に先制を許す展開に。同43分には相手のビルドアップの乱れを突き、MF奥野が決めて同点とした。しかし前半ロスタイムにはDF佐藤のハンドで与えたPKを、再び長沢に決められて勝ち越しを許した。
後半は斉藤、坂本に代え、MF福田、FWパトリックを投入。すると同18分、山見のクロスをパトリックがヘディングで決めて同点とした。その後も高い位置の守備から決定機もつくったが決めきれず引き分け。試合後、片野坂監督はG大阪のサポーターにあいさつした後、大分サポーター側にもあいさつに向かった。温かい拍手を送られ、何度も頭を下げて感謝の意を示していた。