G大阪 「お待たせ」今季初勝利 MF福田の決勝弾で敵地浦和を粉砕

◇明治安田生命J1第2節 G大阪1ー0浦和(2022年2月26日 埼玉ス)

G大阪は敵地で浦和に1―0で勝利し、今季初勝利を手にした。「何とか早く1勝したい。結果を出したい」と口にしていた片野坂知宏監督にとっても待望の就任後初勝利。喜びを爆発させた。

後半38分だった。右サイドからMF山本が横パス。山見の足に当たってコースが変わったが、走り込んだのはMF福田湧矢だった。「今季こそはという思いはある。チームの勝利に貢献したい」。昨年は脳しんとうの影響などもあって無得点に終わり、今季の巻き返しを誓っていた22歳。右足を振り抜き、DFに当たりながらも執念でネットを揺らした。

前半から再三サイドを崩され、押し込まれる苦しい展開だった。リーグ開幕鹿島戦、ルヴァン杯C大阪の課題が解消したとは言いがたい。それでもGK石川の好セーブや守備陣の必死のブロックが勝機を引き寄せた。

敵地・浦和戦での公式戦負けなしは「7」に伸びた。内容は物足りないとはいえ、勝ち点3をつかんだ事実は大きな自信につながるはずだ。

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