【J1プレビュー】「浦和レッズVSガンバ大阪」本命FW不在で乗り切れない両チームの「奇妙なリズム」
2月26日(土)|15:00
埼玉スタジアム2002 ■【画像x3】浦和対G大阪の予想フォーメーションと先発メンバー
互いに苦しい状況だ。浦和レッズは明本考浩、ガンバ大阪はパトリックと、出場停止で主力を欠く。
明本は昨季はサイドバックもこなし、今季は最前線でも攻守にアグレッシブにプレーしてきた。キャスパー・ユンカーのコンディションが上がらない現状で、重要な役割を担う選手なだけに、出場停止は痛い。
G大阪のパトリックは、昨季のチーム最多得点者。今季も前線の核として機能すべき選手なだけに、チームは新たなプランを練る必要に迫られる。
この2チームには近年、不思議なリズムがある。直近の対戦では引き分けたものの、リーグ戦での対戦では互いにアウェイで勝利を挙げる展開が続いていたのだ。そのリズムがまだ続くなら、今回はG大阪が笑うことになるが…。
通算対戦成績は、ほぼ五分。実力がありながら本命FWを欠くチーム同士が、懸命の闘いを繰り広げる。
■浦和レッズ
14位 勝ち点1 0勝1分1敗 2得点3失点 得失点差-1
【出場停止】明本
【直近5試合結果】
L△2-2 神戸(H)
L●0-1 京都(A)
ス○2-0 川崎(A)
天○2-1 大分(H)
天○2-0 C大阪(H)
【通算対戦成績】
H 35試合・14勝 8分13敗
A 38試合・17勝 6分15敗
計 73試合・31勝14分28敗
【直近対戦成績】
2021年10月27日 天杯QF ○2-0(A)
2021年10月16日 J1第32節 △1-1(H)
2021年 5月16日 J1第14節 ○3-0(A)
2020年11月22日 J1第28節 ●1-2(H)
2020年 8月19日 J1第11節 ○3-1(A)
【今節のみどころ】
ミッドウィークの前節は、先制を許したものの19分には逆転に成功。だが、浦和のユニフォームを着ての最後の試合でACL出場権を置き土産にした槙野智章に「お祭り男」ぶりを再現されて、初勝利はならなかった。
決して悪い内容ではないが、良い内容とも言い切れない。そんなチームに現状で求められるのは、とにかく結果だ。昨季と似たような流れで、ここから一歩進むには、勝ち切るチームになる必要がある。
明本の出場停止もあり、顔ぶれの変化は確実だ。誰がチームを勝利に導く働きをするのか、今後に向けても重要な要素だ。
16位 勝ち点0 0勝0分1敗 1得点3失点 得失点差-2
【出場停止】パトリック
【直近5試合結果】
L●1-3 鹿島(H)
L△0-0 湘南(H)
L●1-4 川崎(A)
L●1-3 名古屋(H)
L○3-2 大分(A)
【通算対戦成績】
H 38試合・15勝 6分17敗
A 35試合・13勝 8分14敗
計 73試合・28勝14分31敗
【直近対戦成績】
2021年10月27日 天杯QF ●0-2(H)
2021年10月16日 J1第32節 △1-1(A)
2021年 5月16日 J1第14節 ●0-3(H)
2020年11月22日 J1第28節 ○2-1(A)
2020年 8月19日 J1第11節 ●1-3(H)
【今節のみどころ】
まだリーグ戦1試合を終えただけだが、17位というのは座りが悪い。ルヴァンカップでの大阪ダービーでも、一度は2点差を追いつきながら、最後は敗れてしまった。
仕切り直したいところであり、パトリックが出場停止となったことで、前線の再編が求められる。ルヴァンカップでは、前半だけでレアンドロ・ペレイラとウェリントン・シウバが退いた。代役探しのオーディションは難航している。
こうなると、頼りたいのはガンバの至宝・宇佐美貴史か。特別指定選手としてすでにプレーしていたが、正式に加入したルーキー山見大登も、ポジティブなエネルギーを持ち込んでくれそうだ。
新しい起用法はギャンブルではあるが、機能すれば今後、オプションを超える手段になるかもしれない。