G大阪、ダービー競り負けホーム4連敗 片野坂知宏監督は就任後初勝利ならず

◆YBCルヴァン杯 ▽1次リーグA組第1節 C大阪 3―2 G大阪(23日・パナソニックスタジアム吹田

G大阪は23日、ルヴァン杯・C大阪戦に2―3と敗れ、ホームでの大阪ダービーは4連敗となった。J1開幕戦に続いて敗れ、就任後の初勝利には届かなかった片野坂知宏監督は「私の責任でもありますし、勝たせてあげられなくて悔しい。内容も結果も、まだまだやらなければいけないこと、本当に強いガンバを取り戻すために課題はたくさんあるなと感じることができました」と振り返った。

19日のJ1開幕・鹿島戦から先発11人すべてを入れ替え、ユースから昇格した18歳MF中村仁郎がプロ初先発を果たし、左ウイングバックに入った。しかし序盤から連係が乱れ、自陣でパスミスを連発。前半7分にセットプレーから失点すると、まったくリズムをつかめない中で同41分にも2失点目。自滅に近い形でリードを許した。

後半はFWパトリック、DF柳沢を投入し、中村を本来の2列目でプレーさせるなどポジションを変更し、躍動感を取り戻した。後半13分には左サイドを福田とFW山見の連係で突破し、クロスのセカンドボールを拾ったMF山本の鮮やかなボレーで1点差に。同30分、コーナーキックのセカンドボールを拾った流れから、途中出場のFW宇佐美のクロスを柳沢が頭で合わせて追いついた。しかし同39分に3失点目を喫し、勝利には届かず。大阪ダービーは2連敗、ホームでの同カードは4連敗という厳しい結果となった。

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