白熱の大阪ダービーはセレッソに軍配!中原輝V弾など新戦力躍動! ガンバは0-2から追いつく猛追も

[2.23 ルヴァン杯GL第1節 G大阪2-3C大阪 パナスタ]

ルヴァン杯は23日、グループリーグ第1節を各地で行い、パナソニックスタジアム吹田ではガンバ大阪セレッソ大阪が対戦した。白熱の“大阪ダービー”はセレッソが3-2でガンバに勝利。2点リードから一時は追いつかれたが、新加入のMF中原輝が決勝ゴール。多くの新戦力が躍動し、C大阪U-18所属の17歳MF北野颯太も惜しいチャンスをつくった。

ホームのG大阪は19日のJ1開幕節・鹿島戦(●1-3)から先発全員を入れ替え、生え抜きのMF中村仁郎(←G大阪ユース)やFW山見大登(←関西学院大)、DF福岡将太(←徳島)、GK加藤大智(←愛媛)らを先発起用した。

対するC大阪はJ1第1節横浜FM戦(△2-2)からDF松田陸を除く10人を入れ替え、DF山中亮輔(←浦和)やMF鈴木徳真(←徳島)、FW上門知樹(←岡山)、中原(←山形)らがスタメン入り。開幕戦でデビューを飾ったC大阪U-18所属の北野も先発入りを果たした。

前半はC大阪が主導権を握り、幸先良く試合を動かした。前半7分、左サイド深い位置からのフリーキックを鈴木が右足で蹴り込むと、ニアサイドのMF為田大貴がバッグヘッドで合わせ、鮮やかにファーサイドネットを揺らした。

さらに前半41分、中原がPA内右で相手と競り合い、粘ってボールをキープ。中原がマイナス方向に落とすと、上門が右45度から右足を振り抜き、無回転シュートをファーポストに当ててネットを揺らした。今季、岡山から加入した上門は移籍後初ゴール。新加入組のホットラインで2点目を奪った。

2-0で折り返した後半もC大阪が押し込み、後半8分にはカウンターからビッグチャンス。ドリブルで持ち上がった鈴木がスルーパスを通し、上門がPA右から折り返すと、17歳北野がダイレクトでシュート。決定的な形だったが、カバーに入ったDF佐藤瑶大のクリアに阻まれ、惜しくも得点にはつながらなかった。

反撃に出たG大阪もここから意地を見せる。後半14分には相手のクリアボールにMF山本悠樹が左足ダイレクトで合わせ、技ありのボレーを突き刺した。1点を返したG大阪は交代枠を使い、攻撃の圧を強めていく。迎えた後半29分、右CKの流れからFW宇佐美貴史が右サイド深い位置からクロスを上げると、DF柳澤亘がヘディングで押し込み、試合を振り出しに戻した。

白熱の大阪ダービー。0-2から追いついたG大阪がペースを握っていたが、C大阪も選手交代で流れを引き戻し、次の1点を奪った。後半39分、MF清武弘嗣のスルーパスで抜け出したMF新井晴樹が快速を飛ばして折り返すと、中原がダイレクトで押し込み、勝ち越しに成功。昨季ルヴァン杯準VのC大阪が接戦を制し、3-2で勝利をおさめた。

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