「ガンバウォール」完成!19日鹿島戦でお披露目 パナスタの“ガンバ化”進む

G大阪の本拠地・パナソニックスタジアム吹田で19日のJ1開幕・鹿島戦(14時キックオフ)に向けて“ガンバ化”が進行中だ。

今シーズン、同スタジアムの外観には大きな変化が見られる。選手イメージを採用した縦11・4メートル、横6メートルの大型の装飾を2か所、クラブのブランドロゴやエンブレム、テーマを採用した縦4メートル、横7・2メートルの装飾を2か所、計4か所に設置。「GAMBA WALL」(ガンバウォール)と名付けられた壁は、万博記念公園の外周や遠目からでも「あそこがガンバのスタジアムだ」と視認することができる。

2016年よりG大阪の本拠地として利用されている同スタジアムは、日本屈指のサッカー専用スタジアムだ。ピッチとスタンドの距離が近く、箱型で音も響きやすく、プレーの臨場感を十分に味わうことができる。一方でスタジアム周辺を含め、試合前の雰囲気づくりには課題があった。今季から新エンブレムが採用され、クラブのリブランディングも進める中で、G大阪の小野社長は「試合が始まるまでのこのワクワク感を高めたい。ガンバの世界や、というものをつくっていきたい」と語っていた。

試合前から『GAMBA WALL』をバックにした写真撮影など、応援ムードを盛り上げることが可能となり、スタジアム内にもさまざまな装飾が施された今季。最寄り駅の万博記念公園にもタイアップ企画として新装飾が施され、駅到着時から「いよいよガンバの試合が始まる」という雰囲気づくりに注力されている。欧州のスタジアムでは、駅からスタジアムに向かう道中から仕掛けられたホームゲームの雰囲気づくりにサポーターが盛り上がり、ビールを片手にクラブの応援歌を歌う姿などが定番。コロナ禍の現在はそういった行為は難しいが、スタジアム観戦の楽しみが試合前まで広がれば、Jリーグのサッカー文化もより成熟していくはず。鹿島戦は収容人員50パーセントの2万人が目標。今後も続くであろうパナスタ“ガンバ化”の香りを、まず2022年の開幕戦から楽しみたい。

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