現役Jリーガーが語る遠藤保仁の凄さ。「次元が違った」「ユニホームに触れなかった」など絶賛!
「ピンポイントのパスを当たり前のように出せる」(DF山田拓巳/山形)
遠藤保仁、42歳。
日本代表では歴代最多の152試合に出場。J1での641試合出場もトップの数字で、ガンバ大阪時代には国内3冠やACL優勝など多くのタイトル獲得に貢献した。ベストイレブンには計12回選出されている。
1998年のルーキーイヤーから続くJリーグの連続シーズン得点記録を更新した昨季は、J2の舞台で35試合に出場し、ジュビロ磐田のリーグ制覇&J1昇格に尽力した。
非凡なテクニックと戦術眼は健在。圧倒的な存在感でピッチに君臨する稀代のプレーメーカーのいったい何が凄いのか? 見ればわかる――確かにそうだが、説得力があるのは現役Jリーガーの“声”だろう。
サッカーダイジェスト発行の『2022 J1&J2&J3選手名鑑』制作に際し、各クラブの協力のもと、選手たちへ様々なアンケートを実施。その中の「過去対戦して最も衝撃を受けた選手とその理由」の項目で、“ヤット”の名を挙げる選手は少なくなかった。以下にその一部を紹介する。
「上手い!」(GK杉本大地/仙台)
「入るだけでチームが変わる」(MF普光院誠/秋田)
「すべてが上手だった」(MF茂平/秋田)
「止めて蹴るが上手い」(FW武颯/秋田)
「止めて蹴るの技術、パスセンス」(MF藤山智史/秋田)
「ピンポイントのパスを当たり前のように出せる」(DF山田拓巳/山形)
「常にボールが足もとについていたから」(FW村田航一/水戸)
「ボールに一回も触れなかった」(MF谷内田哲平/栃木)
「いつパスが出てくるのか分からない」(DF三國ケネディエブス/栃木)
「次元が違った」(GK藤田和輝/栃木)
「止める蹴る上手すぎ。常に顔が上がっている」(MF田中稔也/群馬)
「パス一つでチームのリズムを作っていた」(MF見木友哉/千葉)
「落ち着きすぎ」(DF米倉恒貴/千葉)
「全てのプレーの質の高さ」(MF小島秀仁/千葉)
「落ち着きが半端ではない」(GK小島亨介/新潟)
「昨シーズンの試合でやられた」(FW小見洋太/新潟)
「オーラがあった」(DF藤井陽也/名古屋)
「どこからでもパスを通せて、守備の予測ができなかった」(DF成瀬竣平/名古屋)
「視野の広さ」(DFシン・ウォノ/G大阪)
「一つひとつのプレーの質が高い」(MF渡井理己/徳島)
「ボールを取られないから」(MF佐藤響/鳥栖)
「常に顔が上がっていて飛び込めない」(MF秋野央樹/長崎)
「ゲームコントロールの質が高い」(MF五月田星矢/長崎)
「1試合を通してユニホームに触れなかった」(MF上里一将/琉球)
「落ち着きがすごい」(MF中野克哉/琉球)
「クサビのパス、スルーパスのタイミングが予測できなかった」(GK猪瀬康介/琉球)
新シーズンも円熟のプレーでスタンドを沸かせるはず。3年ぶりのJ1に挑む磐田の開幕戦は2月19日、敵地でアビスパ福岡と対戦する。