宇佐美貴史、片野坂ガンバに自信 「去年とはまったく違うサッカーに」
ガンバ大阪の元日本代表FW宇佐美貴史が15日、明治安田生命J1リーグ開幕に際したオンライン会見に出席した。
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昨季、シーズン序盤の集団感染による活動休止にもリズムを狂わされ、残留争いが定位置となり、失意の13位に終わったG大阪。今季からはクラブOBでもある片野坂知宏監督を招き入れ、復権を期す。
「ここ数シーズン、本当に苦しい戦いを強いられているし、なかなかガンバらしさも表現できずにいて、ファンの期待に応えられていないが、今年は片野坂監督に代わって、すごく良い流れでチームとしての積み上げができている」
「カタさんの下、カタさんのサッカーを信じて、選手全員でそのサッカーを表現していくことで、また強いガンバを取り戻していけるんじゃないかと個人的に思っている。見てくれている人たちにそう思ってもらえるようなサッカーをピッチで表現していきたい」
エースとしてだけでなく、副主将としても迎える今季に向け、そう意気込みを語った宇佐美。沖縄キャンプから帰阪後に新型コロナウイルスの影響で数日ほど活動休止を強いられたが、充実したものだったという。
「戦術の落とし込みも選手間でしっかりと理解できているし、コミュニケーションの部分もすごくうまくいっている。選手目線でいくと、順調」
そんなG大阪は昨季、過密日程の影響で修正に時間を割けなかったのもあるが、戦う上での大枠を定められなかったのも低迷した要因の1つに。だが、片野坂体制下で変わっていける予感があるようだ。
今季もエースとしての活躍が期待される宇佐美は「良いサッカーをするなかで、自信を積み上げながら、サッカーを成長させて、チームで成長していくだけの団結力がある」と自信をのぞかせた。
また、昨季まで率いた大分トリニータで確かな手腕を発揮した片野坂監督の下で「去年とはまったく違うサッカーになっていくと思う」とも語り、まだまだ完成系ではないが、その手応えを続けている。
「今、やっていることを積み上げていけば、必ず良いサッカーになっていくという確信がある」
「ガンバらしく、どんどん前に人が出て行って、1点、2点で勝っていても、3点目、4点目をずっと匂わせた状態で進められるサッカーが試合を重ねていけばできると思う」
「そういうサッカーにどれだけ早く持っていけるかがチームに求められる部分。そういうところを埋め合わせるコミュニケーションも取れている」
ファンも胸躍るエースの言葉で期待高まるなかで、ほームで迎える開幕戦の相手は鹿島アントラーズ。宇佐美は「全力でぶつかっていくだけの価値があるクラブ」だと印象を語り、必勝を期した。
「ここ数シーズンはタイトルが取れていないけど、常に上位にい続けていて、Jリーグのなかでも全クラブからリスペクトされている」
「僕らの状況的にも胸を借りるつもりで、全力でぶつかっていきたい。ホームだけど、自分たちからアクションを起こして鹿島に向かっていく姿勢を見せられれば、良い戦いができると思う」