G大阪のFW宇佐美、開幕戦で昨季勝てなかった鹿島撃破に意気込み「良い流れで積み上げができている」
J1リーグ開幕対戦カードオンライン記者会見が15日、行われた。本拠地で3年ぶりの開幕戦を迎えるG大阪FW宇佐美貴史(29)は「良い流れで積み上げができている」と昨季2戦2敗だった鹿島撃破に自信を見せた。
ホームでの開幕戦は11年にC大阪に勝利して以降8試合勝ち星なし(3分け5敗)。例年指摘される“スロースターター”の一因になっているが、今季は新たに招聘した片野坂知宏監督の下で手応えを感じている。
「戦術の落とし込みの部分は理解しているし、コミュニケーションも上手く取れている。選手目線では順調」
複数の新型コロナ陽性者が発生したため1月下旬から2月上旬にかけてチーム活動を停止。だが12日に練習試合(対戦相手未公表)を行い「コンディションにバラつきはあるけど、チームにネガティブな空気は流れていない」と意に介さない。
過去リーグ開幕戦で鹿島とは3度対戦。1度も勝ったことがない。その相手の警戒選手として昨季ベストヤングプレーヤー賞を受賞したMF荒木や今冬鹿島に復帰したFW鈴木の名前を挙げた。そして「僕たちは胸を借りるつもり。ホームだけど鹿島に向かっていく姿勢を示したい」と気持ちを高めた。
6年間タイトルから見放され、今季は“強いガンバ”を取り戻す初年度。片野坂監督から2ケタ得点をノルマに課せられているエースが先頭に立ち、まずは“鹿狩り”をする。