G大阪FW宇佐美貴史、新スタイルは「去年とは全く違うサッカー」 19日鹿島と開幕戦
G大阪FW宇佐美貴史が、片野坂知宏新監督の下で臨む新シーズンに向け「去年とは全く違うサッカーになっていくと思います。完成度はまだまだですけど、積み上げていけばいいサッカーになっていくという確信はある」と手応えを語った。15日、J1開幕戦となる鹿島戦(19日・パナスタS)に向け、Jリーグ主催の開幕対戦カードオンライン記者会見に出席。鹿島MF荒木と並び、4日後に迫った開幕戦について取材に応じた。
宇佐美は今季チームのストロングポイントについて「選手全員で片さん(片野坂監督)のサッカーを表現しようとする意志は強い。団結力というか、いいサッカーをして、自信を積み上げて、全員で成長していける団結力がある」と表現。チームは沖縄キャンプ後に新型コロナの集団感染が出た影響で、京都とのプレシーズンマッチが中止に。いまだ選手間ではコンディションのばらつきがあるが「(練習試合を)1試合しっかりやることはできました。完全なぶっつけ本番ではなくなったので、その部分はよかった。ネガティブな空気は流れていない」と明かした。
片野坂監督の下で目指すスタイルについては「ガンバらしく前に人が出ていって、2―0で勝っていても3点目の可能性をにおわせた状態で試合を進める。どれだけ早くそういうサッカーに持っていけるか」と語った宇佐美。その中で自身は「全体的にチームの攻撃をリードした中で、フィニッシュで結果を出せるように」と言うように、組み立てにも関与しながら得点も狙う役割を担う。
鹿島には2016年、パナソニックスタジアム吹田(当時吹田スタジアム)が完成し、J1リーグの初戦となった開幕戦で敗れている。昨季も2連敗を喫しており「胸を借りるつもり。全力で鹿島にぶつかりたい」と宇佐美。鹿島はヴァイラー新監督がいまだ来日していないが、荒木が「去年のサッカーとは結構変わった。しっかりビルドアップして相手のゴールに迫っていく。それをチームとしてやっています」と語るように、現在は岩政コーチの下でチーム作りを進めている。発展途上とはいえJで最も結果を残してきた難敵を相手に、新生G大阪が開幕白星スタートを目指す。