【財前宣之のJ1順位予想】新監督就任のFC東京、鹿島、名古屋よりも、体制継続の川崎などが安定感で上回る
7位までは優勝争いに絡むか
2月18日に行なわれる川崎対FC東京の“多摩川クラシコ”を皮切りに、いよいよJ1リーグの新シーズンが幕を開ける。コロナ禍の影響はまだ残るが、少しずつ“日常”を取り戻しつつあるなか、ワールドカップイヤーとなる2022年シーズンを制するのはいったいどのチームか。現役時代は仙台や山形などで活躍し、現在は2016年に開設したフットボールスクールで指導にあたる財前宣之氏に今季の順位を予想してもらった。
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●財前宣之(元仙台ほか)
予想した順位の7位までは優勝争いに絡むか。どこも戦力は充実しているが、新監督就任のFC東京、鹿島、名古屋よりも、体制継続の川崎などが安定感で上回る。
川崎は旗手怜央など主力が抜けたとはいえ、札幌からチャナティップを獲得している。チームにフィットしそうな新戦力を手に入れる補強にはセンスも感じる。ピッチ上だけではなく、強化も安定しているので3連覇の可能性もある。
また札幌就任5年目となるペトロヴィッチ監督の采配や、磐田に移籍した杉本健勇の得点量産にも期待したい。
昨季14位の清水、15位の柏は残留を争ったにもかかわらず、今オフの動きが静かだった。戦力が不安材料で、特に柏はクリスティアーノなど主力も抜かれているので苦しむか。京都もJ1に挑むには補強が物足りないだろう。
●順位予想
1 川崎
2 横浜
3 神戸
―▲ACL出場圏内―
4 浦和
5 FC東京
6 鹿島
7 名古屋
8 C大阪
9 G大阪
10 札幌
11 広島
12 鳥栖
13 磐田
14 福岡
15 湘南
―▼J1参入プレーオフ圏内―
16 京都
―▼J2自動降格圏内―
17 清水
18 柏