G大阪に新加入のMF斉藤未月 移籍決断の理由、ロシアで感じた課題など明かす

G大阪に新加入したMF斉藤未月22日、キャンプ先の沖縄で移籍後初となる取材対応を行った。湘南では10代から中心選手としてプレーしてきたMFは「僕の特徴はハードワーク、ボールを奪いきる部分。攻守において、ボックストゥーボックスでプレーできるのは、一番の良さだと思う。加えて、ピッチ内で発言力を持って、先輩、後輩関係なく言い合えて、チームをよくしていけるところ。そういう選手が多いとは思わないので、いい影響を与えられのでは、と思います」と意欲を語った。

2020年12月、湘南からロシア1部のルビン・カザンへと期限付き移籍。しかし「(負傷で)手術をしたり、チームの問題、僕の実力、いろいろあってうまくいかなかった」。今オフには湘南への復帰など、複数の選択肢があった中でG大阪へ。片野坂新監督のサッカーに「スタイルを持ったチームに行きたかった。学べるものが多いのでは」と感じたことに加え、「強いガンバを取り戻す、その輪の中に自分がいたい」という思いが生まれ、移籍を決めたという。

ロシアでは、欧州スタンダードの中で自身の課題も感じた。日本では周囲のサポートを各選手が意識し、お互いを助け合うプレーが多いが、ロシアでは「自分でやれることはやれよ、という感じで、(ピッチで)孤立することも多かった。ボールを持った時、自分でアクションして攻撃を変える部分は必要かなと思いました」。守備でボールを奪う持ち味だけではなく、攻撃面でも状況を変える力の必要性を思い知ったという。

G大阪は今冬に井手口がセルティックに移籍したこともあり、中盤のキーマンとして大きな期待を寄せられている斉藤。「試合に出て、G大阪を勝たせたいという気持ちが強い。また日本代表や、もう一度海外に行きたいという気持ちもあります。まずはしっかり試合に出て、チームを勝たせないと、目標は近づいてこない」と自らの野望も語り、新天地での活躍を誓っていた。

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