G大阪 退任の松波監督はアカデミーダイレクター就任「ガンバの未来のために尽力」

J1G大阪は23日、J1大分を退任した片野坂知宏監督(50)の来季監督就任を発表した。今季途中から指揮を執る松波正信監督(47)の退任と来季のアカデミーダイレクター就任も同時に発表された。

退任する松波監督は強化アカデミー部長を務めていた5月14日に、宮本恒靖前監督の解任を受けて、暫定的に監督に就任。当初は後任監督につなぐ方針だったが、適任者も見つからず、正式に監督となり、今季終了まで続投した。

G大阪はクラブ創立30周年の今季、苦闘が続いた。開幕戦後に新型コロナ集団感染で活動停止となり、序盤から低迷。監督交代を経ても状況は上向かず、13位で残留という最低限の目標こそ達成したが、タイトル獲得など当初の目標には大きく届かなかった。

松波監督はクラブを通じ「5月半ばから、ガンバの指揮官としてチームの順位、選手個々の自信とアイデンティティの回復のため尽力できたことはスポンサー、クラブ、ファン・サポーター、選手、テクニカルスタッフ、メディカルスタッフ、マネージャー、強化スタッフの協力と理解があったからだと実感しております。また、難しい局面を何度も迎えましたが、クラブが一丸となって戦い抜くことができたことは、後のチームの強みになると信じております。お一人お一人のガンバへの愛と情熱、多大なサポートに心から感謝いたします。ありがとうございました。来季からはアカデミーダイレクターとして可能性を豊かに秘めたガンバの未来のために尽力し、ガンバブランドの価値を高める選手を一人でも多く育成していきたいと思います。またアスリートとしてだけでなく人間力を高めるクラブ育成に邁進してまいります」とコメントした。

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