G大阪、残留かかる“元ガンバ”湘南・山口智監督と4日対戦 宇佐美貴史「やりにくさはない」
G大阪は3日、今季最終戦の湘南戦(4日・パナスタ)に向けて松波正信監督、FW宇佐美貴史、DF昌子源が取材に応じた。J1残留を決めた後、名古屋、川崎に2連敗。松波監督は「残留決めてから2連敗していますし、勝利をサポーターに届けることに全力を尽くさないといけない。勝利が必要」と話した。
J1残留がかかる湘南は、長くG大阪でプレーし、昨季までヘッドコーチを務めた山口智監督が指揮。現在16位と残留圏内だが、降格圏の17位・徳島と勝ち点で並んでいる。現役時代の山口監督とプレーした経験もある宇佐美は「プレッシャーがかかっているのは、僕らじゃなく向こう。智さん(のチーム)にやりにくさを感じているわけじゃない」と話した。昌子は「智さんはよく知っている人ですが、(試合には)関係があるようでない。ドライですけど、知ったこっちゃない。僕らはプライドをかけて、やらないといけない」とプロとして勝利だけを求めることを強調した。
来季からは新エンブレムが採用されるため、現エンブレムをつけての最後の試合ともなる。「寂しさもあるけど、クラブが勇気ある決断をしたので、一緒になって背負い、チームとして先に進まないといけない。明日は今年を象徴するようなゲームにしてはいけない。来年につながる試合をしたい」と昌子。コロナ禍に見舞われ、夏場には21連戦と苦しみ抜いたシーズンを、勝利で締めくくることを誓っていた。