【J1残留争い】G大阪が横浜を下し残留に王手。14位の柏以下、勝点11差に7チームがひしめく混戦に
湘南が順位を上げ清水が16位に後退
Jリーグは11月3日、J1第34節の10試合を各地で開催。川崎フロンターレが連覇&4回目の優勝を決めた一方で、4チームが降格となる残留争いは、混戦の色合いを強めている。
33節を終えた時点で、残留争いの渦中にいたのは、13位のガンバ大阪から最下位の横浜FCまで。残り5試合で、勝点12差で8チームがひしめく。
13位のG大阪は2位の横浜F・マリノスと敵地で対戦。横浜に圧倒的なボール支配率で攻め立てられるものの、55分に倉田秋がゴールを奪うと、その後の相手の猛攻にも耐え抜き、1-0で勝利を収めた。G大阪は勝点40に積み上げ、残留に王手をかけた。
名古屋グランパスとのアウェーゲームに臨んだ14位の柏レイソルは、34分にシュヴィルツォク、71分に中谷進之介にゴールを許し0-2で敗れた。柏は勝点37のまま、足踏みとなった。
15位の清水エスパルスはFC東京と激突。開始7分にアダイウトンにゴールを決められると、12分にはオウンゴール、24分にはディエゴ・オリヴェイラ、87分には森重真人に得点を許し、0-4の完敗に終わった。勝点32は変わらず、順位をひとつ落とした。
16位の湘南ベルマーレは北海道コンサドーレ札幌と対戦。20分の青木亮太のゴールで先制を許し、後半に投入された高卒ルーキーの平岡大陽が64分にJ1初ゴールを決めて同点に追いつく。その後も双方にチャンスが生まれるが、スコアボードを動かすことができず、1-1のドロー決着。勝点1をプラスし、15位に浮上した。
勝点30で17位の徳島ヴォルティスはホームでセレッソ大阪を迎え撃つ。ファーストプレーでDFジエゴが警告を受けると、11分にはCKから加藤陸次樹にシュートを決められ、1点ビハインドを背負う。ハーフタイムにはここまでフルタイムに近い出場時間を数えるキャプテンの岩尾憲に代えて鈴木徳真を投入するなど交代カードで変化を付けたものの、得点が奪えず、0-1のままタイムアップを迎えた。
18位の大分トリニータは、アビスパ福岡との九州ダービーで0-1の敗戦を喫した。ディフェンスのマークがついていたものの、32分にジョン・マリにヘディングシュートを許し、これが決勝点に。
19位のベガルタ仙台はヴィッセル神戸と対戦。開始3分に先制されるが、6分に真瀬拓海のゴールですぐさま追いつく。しかし35分に再びリードを許すと、44分、この日2度目の警告を受けたアピアタウィア久が退場になり、ひとり少ないなかで後半を迎えた。それでも52分に加藤千尋が同点弾を決める粘り強さを発揮したが、終盤に山口蛍に復帰弾、リンコンにJ初ゴールを決められ2-4で敗れた。
20位の横浜FCは、ホームでサガン鳥栖を迎え撃つ。鳥栖にボールを握られる時間帯がも多かったが、身体を張った守備で無失点に抑える。しかし、決定機をモノにすることができず、スコアレスドローとなった。
この結果、下位4チームに変動はなし。勝点1を積み上げた横浜FCは仙台に勝点26で並ぶものの得失点差で最下位のまま。14位の柏から最下位の横浜FCまでは勝点11差となっている。
J1リーグ34節の結果は以下の通り。
川崎1-1浦和
横浜0-1G大阪
FC東京4-0清水
横浜FC0-0鳥栖
徳島0-1C大阪
名古屋1-0柏
広島1-4鹿島
福岡1-0大分
札幌1-1湘南
神戸4-2仙台