G大阪GK東口が史上6人目のJ1通算100完封「まさか横浜相手に達成できるとは…」J1残留も王手
◇明治安田生命J1リーグ第34節 G大阪1―0横浜(2021年11月3日 日産ス)
G大阪のGK東口順昭(35)が、史上6人目のJ1通算100完封を果たした。被シュート20本で「まさか横浜相手に達成できるとは思わなかった」と驚きを口にしつつも「きょうは攻められるという心構えができていた。そういう時はチームも個人もしっかり守備ができるし、チームメートが守ってくれた」と周囲に感謝。リーグ2試合連続の無失点で、J1残留にも王手を掛けた。
最も思い出に残る1戦には、新潟に所属していた10年3月20日のG大阪戦を挙げる。プロ初スタメンで無失点に抑え「あそこから全てが始まりましたね」としみじみ。そして14年に新潟からG大阪に完全移籍をした後は、3冠を獲得した時も残留争いをしてきた時も絶対的な守護神として君臨し続けた。「目の前の試合に勝つようにやってきた。その積み重ね」とプロ13年目の偉業を振り返った。
新型コロナのクラスター(集団感染)による活動停止。その後は思うように勝ち点が伸びない時期が続き、指揮官交代も味わった。そしてACL帰国後の隔離生活。苦しかった今季だが、次戦・大分に勝利すればJ1残留が決定する。「まずは自分たちの手で残留を決めるまで気を抜かずにやりたい。あとは応援してくださるサポーターのために、一つでも多く勝ち点を積み重ねていきたい」。101回目のクリーンシートで、今季最大ミッションを完遂する。