G大阪、勝てば残留王手もある3日・横浜M戦 松波正信監督「今季を占う大事な試合」

G大阪は2日、アウェーの横浜M戦(3日、日産ス)に向けた前日取材に松波正信監督、MF倉田秋が応じた。勝てば勝ち点40に到達し、J1残留には大きく近づく一戦。松波監督は「選手たちには、マリノス、大分(7日)との2連戦は今季を占う大事な試合だと伝えている。マリノスは上位だし、大分は順位の近いチーム。この2試合が大事だ、ということは今週言い続けてきた」と話した。

2位・横浜Mは勝利しなければ、首位・川崎の結果次第でJ1優勝が決まる。FW前田大然のスピードなどを生かし、前がかりにくることが予想される横浜Mに対し「よーいどん、となれば彼(前田)のスピードは生きてくるが、しっかり予測、準備して。あとはボールは一個なので、ファーストDFがしっかりいければそこに届くこともない。スピード感を持たれたとしても、最後は粘り強く対応する。しっかりチームとして対応したい」と指揮官。負傷離脱していたDF昌子源、三浦弦太も全体練習には合流しており、松波監督は「あとはチョイスするかどうか」と明かした。

現在勝ち点37の13位で、降格圏の17位・徳島との勝ち点差は7。しかし12年にJ2降格を経験している倉田は「危機感は何試合も前から持っている。ゴール前の攻防やシュートブロックひとつで、降格するかしないか決まってしまう、という話は(チーム内で)しました」と語る。降格した12年は、勝ち点38、17位で降格。当時とは試合数が違うが、横浜Mに勝てば勝ち点上は12年を上回ることになるが、残留が確定するまでは気の抜けない戦いが続く。

勝利すれば、他クラブの結果次第では7日の大分戦でJ1残留が決まる可能性も出てくる。「今年はしんどいシーズンですけど、来年につながる試合をしないといけない。残り5試合全部勝つ、というのを目標にやっています」と倉田。昨季の2位から大きく順位は落とした不本意なシーズンだが、残留という最低限のノルマは果たし、来季につなげるつもりだ。

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