G大阪は8試合ぶりの無失点 DF菅沼が「手負い」のDFライン統率「パニックにならないように…」

◇明治安田生命J1第33節 G大阪1ー0鳥栖(2021年10月23日 パナスタ)

前節・浦和戦でPKを与えてしまったDF菅沼駿哉(31)が、手負いのDFラインを統率した。何度も足を気にする仕草を見せていた韓国代表DF金英権が後半30分にピッチに倒れ込み、担架に乗せられて大卒新人DF佐藤瑶大と交代。その4分後には右サイドバックのDF高尾瑠も足の痙攣でDF柳沢亘と交代した。

わずか4分間でDFライン4人のうち2人が交代。さらに1点リードで重圧の掛かる時間帯に差し掛かっていた。だが「パニックにならないように、ヒガシ(東口)くんを中心にしながら声掛けをしていました」(菅沼)。試合途中からは主将マークを巻いて周囲を鼓舞。「瑶大は対人強いので、どんどん前にいって良いと伝えました。できるだけ自分がカバーしようと思っていた。浦和戦でのミスもあったので取り返したかった」。最後は鳥栖のパワープレーを体を張って跳ね返し、8試合ぶりの無失点で勝利に貢献した。

DF昌子源とDF三浦弦太は負傷中。金英権の状態について松波正信監督は「まだ分からない」と留めたが、センターバック陣は手薄な状況だ。それだけに菅沼の存在感が一段と際立つ。

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