Ｊ１Ｇ大阪が１２日、今季初めて練習場での練習をメディア公開した。大阪府吹田市のＧ大阪練習場で午前１０時から約９０分間、浦和戦（１６日・埼玉）に向けた練習を行った。

Ｇ大阪が練習を報道陣に公開するのは２月の沖縄キャンプ以来、８カ月ぶり。練習場での公開となると、宮本恒靖前監督（４４）が指揮を執っていた昨年２月の開幕戦前以来、１年１０カ月ぶり。今年５月に就任した松波正信監督（４６）体制下では初めてとなる。

松波監督、選手ともに取材対応はなかったが、練習ではボール回しからミニゲームなどを行い、戦術を確認した。韓国代表に招集されたＤＦ金英権やコンディション不良のＤＦ昌子は不在。負傷を抱えているＦＷレアンドロペレイラ、小野、ＤＦ三浦は別調整となり、浦和戦での復帰は微妙と見られる。

１４位のＧ大阪は、降格圏の１７位・湘南まで勝ち点６差。「クラブ創立３０周年記念マッチ」として開催した今月２日の札幌戦（パナスタ）では見せ場なく１－５で大敗するなど依然として厳しい状況に変わりはない。

シーズン終盤の正念場で後押しを求めるクラブは、サポーターに向けた公開練習も行いたいと検討しているが、現在のところは未定。まずはメディア公開から始め、段階的に進めていく。

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