DF菅沼が8年ぶり弾「ずっと夢見ていた」 G大阪トップチームで初得点

明治安田生命J1リーグ第30節 G大阪2―1柏(2021年9月26日 パナスタ)

悔しさと、感謝の思いをぶつける1発だった。1点リードの前半26分だ。宇佐美のFKに飛び込んだのはG大阪DF菅沼駿哉(31)。柏DFとの競り合いに勝ち、豪快なヘッドでネットを揺らした。

「ずっと、この日を夢見ていた。ようやく叶いました」。クラブアカデミー育ちで09年に昇格したが、プロ13年目にしてG大阪トップチームでは初得点。磐田に所属していた13年9月13日・柏戦以来となる8年ぶりのJ1弾を深く噛み締めた。

9月5日のルヴァン杯準々決勝第2戦C大阪戦。「僕の不甲斐ないプレーで負けた」。スタメン出場したが自らのミスもあり、4失点の大敗を喫した。試合後はスタジアム外で待ち受けたサポーターから痛烈なブーイングを浴びた。だが「何とかチームに貢献したかった」。スタッフに協力してもらい、コンディション向上に向けて様々な取り組みをしてきた。周囲のサポートに感謝の意を表した。

チームにはDF昌子源、DF金英権、そしてDF三浦弦太の日韓代表CBがそろう。だが前半終了間際には体を投げ出してシュートブロックするなど、欠場中の昌子と三浦の穴を感じさせないプレーを披露。「最後は難しい展開になったけど勝ち切れたのはプラス」と胸を張った。

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